第64回全国高等学校軟式野球選手権大会の決勝戦が、31日、明石市の明石トーカロ球場で行われた。
東海代表の中京学院大中京(岐阜)と西中国代表の崇徳(広島)が対戦し、5-2で中京学院大中京が快勝。第59回大会の準決勝延長50回、4日間にわたる激闘を演じた因縁の相手を下し、3連覇を成し遂げた。作新学院(栃木)と並んでいた優勝回数も、単独トップの2桁10回となった。崇徳は初優勝に王手をかけていたが、あと一歩及ばなかった。
両校得点のないなか、中京学院大中京は、6回表に2つの四球と暴投などで1死一、三塁とすると、5番岡田惟吹の内野ゴロが野選を誘い1点を先制する。さらに内野ゴロや、8番早川佳吾の適時打などでさらに3点を追加、7回表にも内野ゴロの間に1点を奪い、5-0とした。
崇徳は、7回の裏、朧谷英慈が中京学院大中京の先発・水渉夢から中前へ2点適時打を放ち意地を見せるが、反撃はここまで。
中京学院大中京のエース水は、今大会初失点を喫するも、9回4安打2失点、11奪三振の力投で完投勝利。歓喜の輪の中心で喜びを爆発させた。
崇徳は31日が35回目の誕生日だった中河監督に、初優勝を届けることはできなかった。
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