安倍晋三首相(自民党総裁)は、11日に実施した内閣改造で、公明党の石井啓一・国土交通相(61)が退任し、後任に赤羽一嘉・公明党政調会長代理(61)を起用する人事を発表した。赤羽氏は1993年の衆院選(兵庫2区=兵庫区・北区・長田区)で初当選し、当選8回。財務副大臣や経済産業副大臣などを歴任した。
兵庫県の井戸敏三知事は、6日に石井氏を訪ね、兵庫県の進めるプロジェクトを整理し、要請活動を行っていた。9日の定例記者会見では、「どなたになっても引き継いでくれると確信している」と強調したうえで、「大変心強いといえる。兵庫県全体についてよくご理解いただいているし、震災からの復旧・復興を率先してリードしてこられた。これから社会資本整備にも目を向けるなかで、ご理解を深め、応援していただきたい。大いに期待している」と話した。
具体的な取り組みとして、「神戸空港の規制緩和は始まったが、更なるありかた・展開について、関西空港の活用などとあわせて、リーダーシップを発揮していただきたい。兵庫県は、台風や水害の被害の経験を積んできた。総合治水についても、事前防災の観点も含め、推進を図っていただければありがたい」と期待を述べた。
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