神戸といえば、ポートタワーや異人館の風見鶏、南京町の赤い西安門といったランドマークを誰もが想像するだろう。しかし、そういった“神戸といえば…”と想像されるモノではない「ディープな神戸」を集めたガイドブックが、このたび発売された。
その名も、『神戸の本当~あなたの知らない神戸へ~』。
このガイド本は2017年に設立した神戸市観光局が監修を担っており、地元市民が愛するお店や知られざるフォトジェニックなスポットなど、観光者にはなかなか届かない「ディープな神戸」を紹介している。
『神戸の本当~あなたの知らない神戸へ~』ぴあMOOK関西(写真:ラジオ関西)
表紙をめくると現れるのは波止場の夜景でも六甲山でも南京町でもない。黄昏時の空に縁取られる「旧グッゲンハイム邸」(神戸市垂水区塩屋町)だ。神戸市民にとっては身近な場所だが、たしかに観光者にはあまり知られていない神戸の魅力かもしれない。
この『神戸の本当』は、こうした知られざる神戸の魅力を前面に押し出し紹介している、いわば神戸を再発見するためのガイド本なのだ。
また、フリーアナウンサーの宇垣美里さんやヴィッセル神戸の田中順也選手など、神戸にゆかりのある著名人たちのインタビュー記事も掲載されている。それぞれのお気に入りスポットも紹介されているので、ぜひそれらもお出かけの参考にしてほしい。
そして神戸っ子が愛してやまないグルメ店たちも必見! 今回の出版にあたり、神戸を愛する地元の方たちに徹底取材を行い、「ゲストをおもてなしするなら」という視点で、とっておきのお店を厳選したのだとか。絶対に足を運ぶ価値がある名店揃いとなっているので、すみずみまでチェックしておきたい。
神戸市の担当者は今回の出版において、「この本には市内全域の情報が載っている。これを手に観光される皆さんに神戸のまちを広く楽しんでいただくことで、滞在型観光を推し進めていきたい」と期待を寄せている。
間もなく開幕するラグビーワールドカップ2019日本大会の開催地のひとつでもある神戸を、くまなく堪能する旅のお供に、ガイド本『神戸の本当~あなたの知らない神戸へ~』をぜひ活用してみてはいかがだろうか。(山本洋帆)
『神戸の本当~あなたの知らない神戸へ~』
監修:神戸観光局
2019年9月5日発売
本体880円+税
ぴあMOOK関西
書店、amazon、楽天ブックス、セブンネットなどで発売中
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