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  • 2019年9月18日(水) 14時15分 社会・カルチャー

    兵庫県が2019年度の補正予算案を発表

     兵庫県は17日、防災・減災対策や、高齢ドライバーによる交通事故の防止対策などを盛り込んだ総額およそ80億円の、2019年度の補正予算案を発表した。

     このうち73億円余りを使い、南海トラフ地震などの自然災害にいち早く備えるため、豊岡市にある河川の堤防のかさ上げなどの津波対策や、下水処理施設の耐震改修や老朽化対策を、計画より前倒して行う。

     また、近年増えている、高齢の運転者による交通事故を防ぐため、1億1000万円あまりが計上された。ペダルの踏み間違いを防ぐ装置の購入を補助する制度を創設し、75歳以上を対象に、1人1台まで、ペダルを強く踏み込んでも急加速をしない装置を導入する際に、ほぼ半額の2万2千円を補助する。

     受付開始は、2019年10月を予定していて、2年間で1万台が目安。他にも、高齢運転者やその家族に、運転ができるかどうかや、運転免許を自主返納するかどうかについても考えてもらおうと、持ち運びのできる、運転シミュレーターを導入する。

     このほか、特に中高年の引きこもり対策として、総合支援センターの新設や、支援策の検討、当事者の居場所づくり、などに関する費用も盛り込まれている。補正予算案は、10月上旬にも県議会で可決される見込みだ。