JR三ノ宮駅前で2019年4月、横断歩道に神戸市営バスで突っ込み歩行者6人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反の過失致死傷の罪に問われた運転手の初公判がきょう、神戸地裁で開かれた。運転手は事故のあと初めて謝罪の言葉を述べ起訴された内容を認めた。
起訴状によると、神戸市交通局の運転手、大野二巳雄被告(64)は2019年4月22日午後、停留所からバスを発進させ、横断歩道前の赤信号で止めようとしてブレーキとアクセルを踏み間違えて突っ込み、当時20歳の女性と24歳の男性を死亡させたほか、男女4人にけがをさせたとされる。
大野被告はまず、罪状認否で「乗客の安全や命を預かる身として、重大な事故を起こして誠に申し訳なく思っています」と謝罪した。
検察側は冒頭陳述で「間違ってアクセルを強く踏み込み、加速する状況に慌ててしまい、自分で『ああ』と叫ぶなどして、そのまま横断歩道に突っ込んだ」と述べた。
なお第2回公判は10月3日に開かれ、犠牲になった2人の遺族が意見を述べる予定だ。(ラジオ関西ニュース)
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