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  • 2019年5月7日(火) 13時00分 エンタメ

    結成20周年の実力派コント師、チョップリン 冠番組について、小林「心地いいラジオに」 西野「その前にもっとボケろや!」

     この2019年4月で結成20周年となった、実力派コント師、お笑い芸人コンビのチョップリン。ラジオ関西では昨年の秋から『日曜チョップリン』でパーソナリティーを務め、この春からは、毎月1回、1時間番組に衣替えに。念願のラジオ番組のなかで、独特の世界観を発揮しているチョップリンの西野恭之介(にしの・きょうのすけ)と小林幸太郎(こばやし・こうたろう)に、結成20周年のお話や、半年を経た冠番組などについて伺いました。

    −−まずは、20周年おめでとうございます!

    西野小林 ありがとうございます!

    −−20周年の実感はわいてきましたか?

    小林 全然わかないです。
    西野 会社の人が、「20周年やで!」と言うのですが、「ああ、そうですか……」くらいですね。「20周年やから今年はなんかいろいろやろうよ!」と言ってくれているので、それに乗っからない手はないということで、20周年ということでやっています(笑)。

    −−3月と4月には過去20年間で作り上げてきたネタを披露するライブを行われました。

    小林 ネタをやっているとき、「これ何年前のやつやな」とか思いながらやっていましたね。
    西野 『ティッシュ』というネタがありますが、最初、賞をもらったりしたネタがあったんです。それも『蔵出しライブ』(4月27日開催)でやったんですが、小林と僕が一緒に(舞台へ)出て行くとき、小林が半歩前に出たんですよ。そのときの小林の背中を見て、なんか異常に恥ずかしくなりましたね。これをまた今からやるのかと思ったら、「なつかしいなぁ」みたいな、気恥ずかしいのがありました。(長い間やっていなかった?)やっていないですね。
    小林 当時の衣装とまんま同じものがなかったので、僕はそんなに(気恥ずかしさはなく)、新ネタ気分でした(笑)。あのネタで14年、15年くらい前です。
    西野 4年目くらいのときに作ったと思います。
    小林 『蔵出しライブ』のなかでは一番古いほうかなと。

    −−そして、7月には大きなライブ(「チョップリン結成20周年単独ライブ『7300days』」7月13日、大阪・ABCホール)も予定されていますが、現段階で何か考えられていますか?(※ライブ終了しました)

    西野 「こんな感じで……」とは、今、何個か考えてはいますが、形としてはゼロです。
    小林 そろそろ動き出そうかなと。でも、だいたい(準備に)手をつけ出すのは、最近、(ライブの)2か月前くらいからなので。
    西野 それでも早いほうやと思います。
    小林 早いな。昔は1か月前とかやったもんな。

    −−新ネタのみのライブと伺いましたが、ネタづくりも大変なのでは?

    西野 毎回ずっと新ネタをやってきていたのですが、ここ最近、自分たち主体でやったイベントが『蔵出しライブ』などで、元々(ネタが)あるものをやっていたので、すごい楽やったんですよ。僕らは、ちょっとネタあわせして、「あっ、こんなんやったな」と思い出しながらやっていましたから。でも、新ネタはゼロから(作り上げる)なので、久々な感じです。
    小林 不安しかないわ。
    西野 でも、新ネタをやるときは、いつもそうなんで。

    −−新ネタをおろすときの感覚は?

    西野 新ネタのほうが、こっちも緊張感が全然違うから、それは楽しみですね。「蔵出しライブ」をやって、さらにそう思いました。
    小林 「蔵出しライブ」で、元ネタをやるとき、ウケるところも(ネタのなかでどこか)わかっているんで。
    西野 そう。だから、(元ネタの)反応はもうだいたい、そんなに変わらないので。

    −−さて、ラジオ関西で番組を持たれて半年になりますが、何か変化はありますか?

    西野 やっぱり「ラジオをふたりともやりたい!」と言わせてもらったなか、最初は1クールと聞いていたのですが、それが伸びて「令和」を『日曜チョップリン』で迎えられると思っていなかったので、それはめちゃくちゃうれしいです。

    −−「令和」最初の『日曜チョップリン』放送が、日曜深夜の保守点検期間の都合上、深夜でも日曜でもなく、5月9日(木)夜6時からになりました。違和感はありますか?

    西野 でも、生放送ではないので。
    小林 収録やからね。
    西野 どうなんでしょうね。あんまり深夜の感じではないのかなと。夜6時だと、聴いている人も今までとは全然違うし。
    小林 今回はね。

    −−新たに『日曜チョップリン』を聴いていただける方へ、聴きどころを教えてください。

    西野 俺らはあまり1分、2分でなにかやるタイプでもないし、なにより、小林が変なヤツなので(笑)。この1時間で、「ぐにょーん」とした、「この変なヤツは何?」みたいなのが伝わればなと。それでラジオを聴いて、たとえば単独ライブに来てくれたりする人が増えたら、ほんまにめちゃくちゃうれしいので。
    小林 たぶん、何かしながら聴いてくれるのが、一番ちょうどいいね。家事しながら、洗濯したりしながら聴いているほうが心地いいくらいにしたい。
    西野 その心地よさのことを、ラジオでも結構言うのですが、僕からしたら、その前に(番組内で)もっとボケろやと思うので(笑)。
    小林 そこはちょっと、心地いいくらいで……(笑)。
    西野 今、「令和」になりましたが、実は天皇陛下と俺、誕生日一緒なんです。2月23日。俺の誕生日が祝日にいずれなると昭和のときから思っていたんですが、これからは天皇誕生日になるんですよね。
    小林 あと、マナカナ(三倉茉奈、佳奈)も!
    西野 (笑)。あと(月亭)八方師匠もやね。

    −−改めて、コンビを20年続けて、時代が平成から令和に変わった思いについては?
    小林 ほんまは、99年に地球が滅亡する予定やったんですよ。99年4月に入って、7の月にノストラダムスの大予言があって、芸人やっても、3カ月くらいで終わるかなと思っていたので。
    西野 すぐみんな死ぬやろし、就職なんかせんでええわみたいな(雰囲気が)あったよな。
    小林 それが気づいたら、20年経っていて、平成から令和をまたいでいる。そう考えたら早いですね。怖いですね。令和からの20年、もっと早くなるから、ちゃんと考えてやっていかなあかんなと思います。

    【公式Twitter】『日曜チョップリン』


    「チョップリン結成20周年単独ライブ『7300days』」
    【日程】2019年7月13日(土)※終了しました
    【出演】チョップリン
    【開場】18:30 /【開演】19:00
    【会場】ABCホール(大阪市福島区)