「一日安全大使」を務めた坂本花織選手(写真:ラジオ関西)
5月11日から20日までの10日間、全国で「春の全国交通安全運動」が行われるのを前に、兵庫県警察本部は、10日、神戸市長田区の若松公園で白バイやパトカーの出発式を行いました。
出発式には、「一日交通安全大使」として、兵庫県神戸市出身で、昨年の平昌オリンピック、ならびに、今年の四大陸選手権と世界選手権の女子フィギュアスケート日本代表、坂本花織選手が参加。坂本選手は集まった市民らに、「皆さんの思いやりと優しい心で、交通事故で悲しむ人をなくしましょう」と呼びかけました。
JAF(日本自動車連盟)が昨年行った調査によりますと、信号機のない横断歩道で待っている歩行者がいる場合に停止する車は、全国平均では8.6パーセント。全国平均では11.1パーセントと、歩行者の保護が十分とは言えない結果となりました。こうしたことを受けて、今年の「春の交通安全運動」では、厳しい取り締まりに加え、「社会をもっとHAPPYに!」と書かれたステッカーを配り、車に貼ってもらうなどして、横断歩道は歩行者優先という徹底を特に呼びかけます。
出発式のあとは、近くの商店街をおよそ500メートルにわたって歩き、ステッカーを配るなど、精力的にPRした坂本選手。次のように話しました。
坂本花織選手
「最近、本当に交通事故が多くなっているので、運転している人も、歩行者の方も、周りをよく見て、安全第一に過ごしてほしいなと思います。自分は免許を取っていないので、まだ運転とかはしないですが、自転車は持っていて、自転車は車とほぼ一緒なので、周りを気をつけながら事故のないように、これからも生活していきたいなと思っています」
昨日までに全国で交通事故により死亡した人の数は、速報の値で1067人。昨年の同じ時期に比べて、118人減りました。都道府県別で最も多かったのが、千葉の56人。近畿では大阪が45人でワースト3位、兵庫が41人で7番目に多くなっています。
「一日安全大使」を務めた坂本花織選手(写真:ラジオ関西)
「春の全国交通安全運動」では、「社会をもっとHAPPYに!」と描かれたステッカーが配布される(写真:ラジオ関西)
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