古来から御食つ国(みけつくに)として朝廷に食材を献上するなど、豊かな食材の宝庫としての歴史がある淡路島。たまねぎ、はも、しらす、三年とらふぐなどをはじめ、淡路島ブランドとして好評を博す食材も多いのだが、新たにブランド化を目指そうというのが、淡路島・塩田の穴子だ。5日のラジオ関西『時間です!古田編集長』(金曜15:00-17:43)内のコーナー「わがまちひょうご」では、淡路島の津名漁業協同組合塩田支所青壮年部「塩田4Hクラブ」の中田耕司会長が電話出演し、塩田の穴子の魅力を紹介した。
新たなブランド化を目指す淡路島・塩田の穴子 丁寧に焼き上げられた穴子は美味(写真:ラジオ関西)
淡路島淡路市の南東で、洲本市と隣接したところにある、塩田地区。そこで昨年から行っているのが、「小さいとき(稚魚)から、自分たちが採った穴子を自分たちで育てる」(中田会長)という、「蓄養」という技術。この取り組みを行い始めたときは、「何も知らないところから始めたので試験的なもの」で、特に最初は水温管理に苦労するなどしていたそう。だが、2年目の今年は「量を増やして、生産量を上げて、具合をみて今後につなげる」というように、蓄養の結果が徐々に出始めているようだ。「今年はエサに改良を加えた。主にちりめんやいわしなどを与えている」ことで、生育のよさはもちろん、旨味もさらに増している。
その塩田の焼き穴子は、放送中のスタジオにも登場。番組では試食も行われると、「身がしまった味で、くさみもなく、身の味が濃いのはいい」(古田彰満)、「うまみが強い、こぶりだがちょっと口に入れてかんだら、じゅわっとした味がたくさんする」(木谷美帆)など、パーソナリティー陣にも大好評。今後の展開としては「地域密着のブランド化を目指している」と中田会長。ブランドのネーミングはこれからということだが、この魅力的な淡路島の海の幸の今後に、楽しみはふくらむ。
なお、塩田の穴子の購入などに関する問い合わせは、電話0799-65-0419、淡路島仲野水産まで。
淡路島・塩田の焼き穴子を食する、パーソナリティーの木谷美帆。「うまみが強い」とご満悦の表情(写真:ラジオ関西)
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