兵庫県西宮市を本拠地とし、Bリーグ、日本プロバスケットボールリーグの2部(B2)に所属する西宮ストークスは、16日に契約基本合意を発表したばかりだったギリシャ人のクリストス・マルマリノス ヘッドコーチについて、22日に双方合意のもとで契約解消となったと、26日に発表した。また、同日、ドイツ人のマティアス・フィッシャー氏と新シーズンのヘッドコーチ契約を締結したこともあわせて発表している。
西宮ストークスの渡瀬吾郎代表取締役社長は、クラブ広報を通じてコメントを発表。マルマリノス氏との契約解消については、「このたびはこのようなタイミングで皆様に非常に残念なお知らせをすることになったことに対し、お詫び申し上げます」と謝罪したうえで、「コーチ側から健康上の理由による契約解消の要望があった」ことを明らかにした。
そして、フィッシャー新ヘッドコーチについて、渡瀬社長は、「ドイツのプロバスケットボールのトップリーグである、ブンデスリーガで長年指揮をとられてきたフィッシャー氏にこの度就任頂くこととなった。フィッシャー氏は高度なバスケットの専門的知識だけでなく、組織を統率し牽引していく強いリーダーシップが強みのHC。心理学を学び非常に温厚な人間性の持ち主で、いかなる逆境にも打ち勝つメンタリティをチームに注入し、勝者であり続ける集団をつくりあげてくれることを期待している」と述べている。
フィッシャー氏は、ドイツ出身の47歳。ルクセンブルクやオーストリアでの指導を経て、ドイツのプロバスケットボールトップリーグ、ブンデスリーガで長年指揮をとった経験を持つ。昨シーズンはアセアン・バスケットボールリーグのマカオ・ブラックベアーズでアシスタントコーチを務めていた。フィッシャー氏はクラブ広報を通じて、「ストークスファンの皆さん、こんにちは! 試合で皆さんに会えること楽しみにしています。大声援をお願いします! そして、日本の深い文化や素晴らしい食べ物を体験できることを幸せに思います。アグレッシブなディフェンス、早いバスケットボールで充実したシーズンを過ごしたいと思っています。また、シーズンを通して共に戦い成長できる、良いチームになりたいと思います。毎試合、皆さんの熱い声援で、われわれの背中を押してください!」と強い意気込みを示していた。
西宮ストークスの新シーズン、B2での開幕戦となる第1節は、9月21日(土)と22日(日)、ホームの西宮市立中央体育館で、バンビシャス奈良との対戦がすでに発表されている。
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