兵庫県内で働く人の最低賃金が、今より28円上がり、時給899円となる見通しであることがわかりました。5日付けで、県の最低賃金審議会から兵庫労働局に答申があったもので、異議の申し出がなければ、今年の10月1日から適用されます。
兵庫県の最低賃金については、7月末、国の審議会から、時給27円の引き上げ額の目安が示され、県内の賃金の水準なども踏まえて、審議、決定されました。国の目安を1円上回って28円の上げ幅となりましたが、全国平均の時給901円には届きませんでした。
県の審議会の梅野巨利会長は、「中小規模の事業者への有効な支援や、厚生年金保険・健康保険制度の見直し、最低賃金の地域格差の是正などを今後も強く要望する」などとコメントしています。
また、2018年10月1日から適用されていた844円の時給が、兵庫県の生活保護の水準を上回っていたことも、あわせて発表されています。
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