サッカー・J1のヴィッセル神戸は6日、DF宮大樹がJ2の水戸ホーリーホックへ期限付き移籍することが決まったと発表した。期限付き移籍期間は2020年1月31日まで。なお、宮は契約条件により、今シーズン、神戸と対戦するすべての公式戦に出場することができないとされている。
大阪府豊中市出身の宮は、1996年4月1日生まれの23歳。186cmの高さをいかした空中戦の強さやタフネスさ、左足からのビルドアップに優れたセンターバック。びわこ成蹊スポーツ大学に在学中の2016年からJFA・Jリーグ特別指定選手として神戸でプレーし、2018年にプロ契約。その年にJデビューを飾ると、今季はここまでJ1に11試合、Jリーグルヴァンカップに5試合出場するなど、出番を増やしていた。しかし、今夏、神戸がベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンやレバノン人DFジョアン・オマリといった即戦力センターバックを補強していたこともあり、出番の減少が見込まれていた。
宮は神戸のクラブ広報を通じて、「このたび水戸ホーリーホックに期限付き移籍することになりました。神戸での経験をいかし、水戸で貢献できるように全力で頑張ります。どんな時も声援を送ってくれた神戸のファン、サポーターの方々にはとても感謝しています。この半年で一回りも二回りも成長して、皆さまの前に帰ってきます。これからも応援よろしくお願いします」とコメント。また、新天地となる水戸では、「水戸ホーリーホックのファン、サポーターの皆さま、ヴィッセル神戸から来た宮大樹です。神戸の経験をいかし、水戸のJ1昇格に貢献できるように全力で頑張ります。応援よろしくお願いします」と、クラブを通じて意気込みを述べている。水戸での宮の背番号は38に決まった。
水戸は、かつて神戸で選手、コーチとして在籍していた長谷部茂利氏が監督として指揮をとり、ここまで26試合を終えて、22チーム中、5位(勝点44)と、J1昇格争いを展開中のチームだ。
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