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  • 2019年8月7日(水) 18時16分 スポーツ

    なでしこリーグカップ1部決勝でまたも日テレに惜敗したINAC神戸。今度こそ「笑顔が見せられる」よう、再起を誓う


    試合前にゴール裏で円陣を組んで気合いを込めていたINAC神戸サポーター(会場:味の素フィールド西が丘 撮影:YOSHIHIKO KUROKAWA)

     ラジオ関西で毎週月曜日の1830分から放送している、サッカー・なでしこリーグのINAC神戸レオネッサ応援番組、『カンピオーネ!レオネッサ!!』。85日の放送では、3日に開催された2019プレナスなでしこリーグカップ1部決勝、INAC神戸レオネッサvs日テレ・ベレーザ戦をピックアップ。番組パーソナリティーの近藤岳登とNMB48の磯佳奈江が、電話出演したINAC神戸の安本卓史取締役社長とともに振り返った。

     2012年シーズン以来となる、なでしこリーグカップ制覇を狙った、INAC神戸。2年連続で日テレ・ベレーザとの対戦となったが、結果は、延長戦の末に、1-3と敗戦。昨シーズンの皇后杯第40回全日本女子サッカー選手権大会と同じく、決勝の舞台で、延長戦で力尽き、涙をのんだ。

     試合では、前半43分、髙瀬愛実のロングフィードをきっかけにチャンスを作り、左から八坂芽依、増矢理花とつないで、最後は中島依美のボレーシュートで先制点を獲得した、INAC神戸。1-0で折り返した後半も序盤は攻勢をかけたが、1本のコーナーキックから同点に追い付かれると、後半途中から岩渕真奈、延長前半からは仲田歩夢を投入するなど、勝ち越しを狙いにいったが、逆に相手のエースFW田中美南に2失点。またも寸前のところでタイトル獲得はならなかった。

     Jリーガーでもあるパーソナリティーの近藤が「セットプレーでの失点は(メンタルが)がくっと落ちるもの」というように、後半早々の失点が流れを相手に渡してしまった要因にもなったよう。また、シュート数でも、314と差をつけられていたこともあり、「試合ではベレーザの圧が強かったというか、ボールをつなぐ技術であったり、蹴る技術であったり、敵ながらあっぱれという感じだった。日本代表クラスが多いチームで、日テレ・メニーナという下部組織から鍛えられている選手が多く、シンプルに目指すサッカーがチームで統一されている。そこはベレーザの強さであり、見習うべきところ」と安本社長も相手の強さを認めていた。ただし、「90分では日本の女子サッカーではトップレベルの試合を見せられたと思うし、まだまだチームに可能性はある。(皇后杯、リーグカップと)2回連続で悔しい思いをしているので、これをリーグ戦や今季の皇后杯にぶつけないといけない」と、前を向いていた。

     今後、INAC神戸は、つかの間のオフを挟み、和歌山でのサマーキャンプなどで調整を行い、831日に再開するなでしこリーグ戦に備えるという。「やっぱり勝ちたいです」という安本社長は、「リーグカップ戦決勝のあと、ファン、サポーターからは、『ベレーザへの苦手意識がありすぎではないか』と叱咤激励も受けました。選手たちが試合後に涙しているのを見て、普通ならよく頑張ったというのだと思いますが、僕は逆で、『練習でもっと泣け! そして、試合では笑おうぜ』と、そんなことを考えていました。これからのチームの取り組みや意気込みをファンの皆さんにも知ってもらって、また新たに831からの後半戦で、応援してもらえたらと思います」とINAC神戸を代表して意気込みを語っていた。その思いに、近藤や磯も「女性の魅力は笑顔だし、試合で笑顔が見せられるチームがいい」と話し、今後のチームのさらなる飛躍を大いに期待していた。

    『カンピオーネ!レオネッサ!!』では、今後もファン、サポーターからの意見やメッセージを番組メール(leonessa@jocr.jp)で受け付けるほか、磯が提唱して始まったSNSでの「#レオネッサラジオ」による投稿でも募集している。

    【公式サイト】『カンピオーネ!レオネッサ!!』