サッカー・J1のヴィッセル神戸は14日、 元日本代表DF酒井高徳がドイツのハンブルガーSVより完全移籍で加入することが決まったと発表した。
1991年3月14日にアメリカで生まれた酒井は、新潟県育ちの28歳。アルビレックス新潟ユースから2009年にトップチームへ昇格。2012年からはドイツに渡り、シュトゥットガルトやハンブルガーSVで、ブンデスリーガ通算170試合2得点、ブンデスリーガ2部31試合、UEFAヨーロッパリーグ11試合1得点という豊富な実績を残し、ハンブルガーSVではキャプテンも務めた。さらに、年代別代表も含めて、日本代表にコンスタントに名を連ね、U-23日本代表として2012年のロンドンオリンピック、そして、A代表としては2018年のFIFAワールドカップロシア大会でプレー。国際Aマッチに42試合出場している。左右のサイドバックでハイレベルかつユーティリティーにプレーでき、攻守に高い能力を発揮する酒井は、神戸にとっても待望の即戦力といえるだろう。ドイツ在住歴も長く、ドイツ語を話せることもあり、ドイツ人のトルステン・フィンク監督にとっても心強い存在といえる。
神戸での背番号が24に決まった酒井はクラブ広報を通じてコメントを発表。「ヴィッセル神戸に移籍が決まりました酒井高徳です。今回、縁があって神戸に来られたことはすごく光栄です。ドイツで8年間やってきた経験をしっかりチームにいかし、自分のキャラクターやプレー面で少しでもチームにプラスの栄養素を与えられればと思っています。精一杯頑張りますので、サポーターの皆さま、応援よろしくお願いします」と意気込みを述べた。
これで今夏のヴィッセル神戸の新加入選手は、ジョアン・オマリ、トーマス・フェルマーレン、飯倉大樹、佐々木大樹(期限付き移籍からの復帰)、藤本憲明に次いで6人目となった。なお、Jリーグの今夏の登録期間(ウインドー)は8月16日(金)までとなっている。(前田)
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