元Jリーガーの近藤岳登とNMB48の磯佳奈江、舞台女優の寺田光がパーソナリティーを務める、サッカー・なでしこリーグのINAC神戸レオネッサ応援番組、ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』(毎週月曜18:30-18:50)。8月12日の放送では、9日に神戸レディースフットボールセンターで開催された『未来の宝 夢と希望と絆の架け橋プロジェクト サッカー教室』の模様を伝えた。
2011年3月11日の東日本大震災で被災した宮城県の子どもたちと、2018年6月28日から7月8日に発生した西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で被災した岡山県真備町の子どもたち、そして、1995年1月17日に阪神・淡路大震災を経験し、そこから復興した街である神戸の子どもたちと一緒になって、なでしこリーグ・INAC神戸の選手たちとサッカーを楽しもうと企画された、この教室。今回は、東日本大震災が発生した当時、福島県を本拠地とする東京電力女子サッカー部マリーゼでプレーした経験を持つ、なでしこジャパン(日本女子代表)DF鮫島彩(宮城・常盤木学園高校卒)をはじめ、守屋都弥、髙瀬愛実、牛島理子、福田ゆい、島袋奈美恵、八坂芽依の7選手がINAC神戸から参加し、フィールドのなかで子どもたちとボールを追いかけながら、笑顔あふれる時間を過ごした。
『未来の宝 夢と希望と絆の架け橋プロジェクト サッカー教室』にINAC神戸の鮫島らが参加(撮影:YOSHIHIKO KUROKAWA)
そして、この教室の最後には、選手を代表して福田が「今日は楽しい時間をありがとうございました。一緒にサッカーができて、みんなからすごいパワーをもらって、私たちもこれから頑張れそうです。ぜひ、8月31日の盛岡での試合でみんなと再会できればうれしいです。短い時間でしたが、ありがとうございました!」と子どもたちに負けないくらいの元気な声でエールをおくるとともに、感謝の思いも述べていた。
『未来の宝 夢と希望と絆の架け橋プロジェクト サッカー教室』にINAC神戸の選手たちが参加(撮影:YOSHIHIKO KUROKAWA)
番組のなかでも、「こういうサッカー教室は子どもたちにとって、夢とか希望とか(を与える)だけでなく、単純に心から楽しい経験になるし、(選手たちにとっても)これからも明るく元気に前向きになってくれればという思いになる」と述べたのは、自身も現役時代や引退後の現在もサッカー教室などに積極的に取り組んでいる、近藤。「サッカー選手とかは、こういうときに子どもたちに希望を与えられる仕事。そういう仕事につけるのは本当にうれしいことであり、幸せなこと。逆に、子どもたちの笑顔が力になる」と、自らの経験も交えて述べると、NMB48としてのアイドル活動で同じような経験を持つ磯も、「本当にそのとおり。(その活動を通して)『ありがとう』といわれると、『こちらがありがとう』という気持ちになるし、私たちが元気づけられている」と意をともにした。
『未来の宝 夢と希望と絆の架け橋プロジェクト サッカー教室』に参加した子どもたち。中央はこのイベントをサポートした元タカラジェンヌの風さやかさん(撮影:YOSHIHIKO KUROKAWA)
8月31日は、岩手県盛岡市のいわぎんスタジアムで、マイナビベガルタ仙台レディースを迎えてホームゲームを行う、INAC神戸。「試合を見た子供たちに感動してもらえるようなプレーを見せてほしい」と、近藤もレオネッサの選手たちへ思いを託していた。チームは13日から16日まで和歌山・上富田でキャンプを行うなど、31日のなでしこリーグ再開に向けて強化に取り組んでいる。(『カンピオーネ!レオネッサ!!』スタッフ)
(撮影:YOSHIHIKO KUROKAWA)
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