サッカー・J1のヴィッセル神戸は5日、DF初瀬亮がJ2のアビスパ福岡へ育成型期限付き移籍することが決まったと発表した。期間は今シーズン終了まで。契約条件により、初瀬はヴィッセル神戸と対戦するすべての公式戦に出場できないとされている。
アビスパ福岡に育成型期限付き移籍するDF初瀬亮(写真:ラジオ関西)
大阪府岸和田市出身の初瀬は、1997年7月10日生まれの22歳。左右をユーティリティーにプレーできる攻撃型サイドバックで、セットプレーのキッカーを務めるなど、キックの精度も高い。ガンバ大阪の育成組織を経て、2016年にガンバ大阪のトップチームに昇格して活躍。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代の日本代表(2017年)に選ばれた経歴も持つ。今季からクリムゾンレッドの一員になると、加入後はJ1リーグ戦で17試合に出場(15試合で先発)するなど、一時はレギュラーを担っていた。しかし、今夏に元日本代表DF酒井高徳が加わったこともあって、8月10日のJ1第22節大分トリニータ戦の出場を最後に、リーグ戦ではベンチからも外れる日々が続いていた。
初瀬はクラブを通じて、「アビスパ福岡に育成型期限付き移籍することになりました。いつも応援してくださるヴィッセル神戸のファンの皆さまには感謝しております。たくましくなって帰ってきます。引き続き、応援よろしくお願いします」とコメントしている。
神戸から今夏、他クラブへ移籍したのは、三原雅俊(→柏レイソル)、三田啓貴(→FC東京=完全移籍)、キム・スンギュ(→蔚山現代/韓国=完全移籍)、小林友希(→FC町田ゼルビア)、宮大樹(→水戸ホーリーホック)、 中坂勇哉(→京都サンガF.C.)に次いで、7人目となる(表記のないものは期限付き移籍。小林と中坂は育成型)。
なお、福岡は現在J2リーグ戦で30試合を終えて8勝7分け15敗、勝点31で22チーム中17位。
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