毎週月曜日の午後6時からラジオ関西で放送している、サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』。9日の放送では、J1リーグ戦中断期間中に番組パーソナリティーの「みやはる」こと、宮川陽香が、神戸の練習場「いぶきの森球技場」で練習後に選手たちを取材した模様を、コメント音源をまじえて届けた。そのなかで、新加入ながらチームを牽引する存在となっているDF酒井高徳は、14日に控えるJ1第26節松本山雅FC戦に向けて、「今やっているサッカー自体は継続して、相手に時間やリズムを渡さないというところをやっていきたい」と意気込みを述べた。
ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』の取材に応じたヴィッセル神戸DF酒井高徳(写真:ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』)
取材対応のときは常に、「いつ聞いても詳しく、分かりやすく話してくださる」と宮川もいうように、ピッチ内外でコミュニケーション力が高く、国際経験も豊富で、頼もしい存在である、酒井。まず、対戦相手の松本の印象についての問いには「全体的に規律正しいチームという印象が強い。しっかり全員で守って、全員で攻撃をする。ただ、得失点差(などのデータ)をみたとき、得点が少なかったので、攻撃にちょっと難があるのかなというのはイメージにはあるが、すごく一生懸命に守ってくるという印象がある」と語る。
その堅守の相手を崩すための重要なポイントについて、「僕らは、前節(北海道コンサドーレ札幌に)負けはしたが、今やっているサッカー自体は続けてやるべきだと思う」と、トルステン・フィンク監督のもとで取り組む戦いの継続性を大事さを強調。そのうえで、「前節からの反省というか、課題みたいなものでは、もうちょっとみんなでゴールに向かう選択肢だったり動きを増やしていきたい」と、チーム全体でさらに攻撃的な姿勢を出したい意向を示した。
また、「(順位が)下にいる相手と今までやったなかでは、自分たちがボールを支配する時間が長かったので、予想ですけど、同じような展開になるのかなと思う」と、松本戦を想定した酒井は、「そこ(ボールを持っているなか)で自分たちが崩れないようにすることと、この3試合全部、後半に自分たちのミスから相手に少しリズムを渡してしまう時間があったので、そこは我慢していかなければいけない。自分たちのサッカーをしっかり続けて、相手に時間やリズムを渡さないというところをやっていきたい。そうすれば、相手がふとした瞬間に1点を取り返してきたりという時間をなくせると思うので。そこをチームとして継続して、試合を90分間やっていくことが重要」と、後半の戦いの重要性を含め、チームで焦れずに、ぶれずに攻守とも我慢強く戦っていくことが勝利につながると述べていた。
そして、最後に、酒井は、「前節、ホームで悔しい負け方をしたが、自分たちが前を向くことが一番大事。サポーターの応援はしっかり届いているし、それに応えられなかった自分たちをすごく不甲斐なく思っているので。(サポーターの)声援をもう1回、力にして、今度は勝利という形でサポーターに届けたい。一生懸命勝点3(勝利)を取りにいくし、それをピッチで表現したいと思うので、これまでと同じような応援をよろしくお願いします!」と番組リスナーやサポーターにメッセージを届けてくれた。この松本戦でも、攻守にわたって左サイドを活性化し、チームを鼓舞しながら勝利を追い求める酒井の活躍に、やはり期待せずにはいられない。
ラジオ関西のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(毎週月曜18:00~18:30)
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