日本プロバスケットボールリーグ2部(B2)中地区の西宮ストークスは、21日、開幕戦でバンビシャス奈良に74-72と勝利。残り1秒での逆転劇に、2192人の観衆が集ったホーム・西宮市立中央体育館が熱狂した。2019-20シーズン最高のスタートを切った西宮のスタッフ、選手のコメントは下記のとおり。
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マティアス・フィッシャーHC
「非常にエキサイティングなゲームをご覧いただけたと思う。非常に難しい状況のなか、選手たちが常に集中し、やるべきプレーをしてくれた。勝ちにつながるプレーが多かったと思う。
(岸田選手と俊野選手を先発起用したのは)スタートの選手に何かを期待するというよりは、試合の最後に誰がコートに立っているかが重要だと考えている。もちろん、2人は序盤からアグレッシブにいいプレーをしてくれた。いかにボールを動かすか、よく理解していたと思う。
(自身のキャリアの中でも)非常にいい開幕戦だった。(アーリーカップで敗れた)大阪(エヴェッサ)との試合とは全く違ったエナジー=『勝ちたいという思い』が感じられた。勝利に値するパフォーマンスだった」
松崎賢人選手
「アーリーカップがふがいない結果だったが、チームとして修正できていた。満足はしていないが、ホッとしている。この試合に勝つことができれば波に乗っていけると思っていたので、形はどうであれ、勝てたことが本当に良かった。
第3クオーターは大事だと思っていた。自分がアグレッシブに動くことで、相手にプレッシャーをかけられた。オフェンスよりはディフェンスへの意識が大きかった。
正直、半分ぐらいしかコーチのやりたいことが表現できていない。ただ、ディフェンスだけを見ると6割~7割と近づいてきているので、10割にできれば自然とオフェンスにもつながってくるのではと思う。
チームのポテンシャルは大きい。これからプレーの内容を修正できれば、もっともっといいチームになれる」
道原紀晃選手
「この歳(7日で30歳)になると、『緊張しないかな?』と思ったが、コートに立つと、すごく緊張した。
本当に多くの方(2192人)に来ていただき、開幕したんだな、という感じがした。
(西宮は)得点が伸びるチームではないので、クロスゲームは予想していたが、勝利でき、いいスタートが切れた。
自らの3ポイントシュートで開幕戦をスタートしたことに、特にこだわりはない。アーリーカップの敗戦で、ファンの方に『大丈夫か?』と思わせてしまったと思う。自分たちがやってきたことが正しいということを表現するために120%の力でやった結果。これからどんな状況になってもチームで助け合い、いいシーズンを過ごしたい。
(B1ライセンスの取得は厳しいという見通しについては)僕たちは会社を信じてやるしかない。100%で練習して、コートで100%プレーするだけ」
岸田篤生選手
「開幕戦でスタート(先発)起用されたということは、すごく期待を感じた。ただ、最後までコートに立つことができず、悔しい気持ちもある。タフな試合だったが、チームひとつになって最後まで勝ち切れた。
(ヘッドコーチからは)アグレッシブにプレーし、自分たちのバスケットをしっかりとコントロールしてこいと言われた。第1クオーターは良かったが、その後は自分としてはできなかったと思う。今日の試合は、点差が離せそうなときに離しきれなかったので、自分がコートに立って引っ張っていきたい」
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