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  • 2019年9月27日(金) 12時30分 社会・カルチャー

    いかり1つで「走錨」タンカー船長書類送検へ・台風21号、関空連絡橋衝突事故

     2018年9月、台風21号の強風に流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突した事故で、タンカーの男性船長が停泊する位置などを誤り、適切に対応していなかったとして、海上保安庁が近く、業務上過失往来危険の疑いで書類送検することが捜査関係者への取材でわかった。

     この事故は2018年9月4日の午後、乗組員11人が乗ったタンカー「宝運丸(ほううんまる)」2,591トンが空港島に燃料を荷揚げしたあとに起きた。

     その際、タンカーは連絡橋の南約2キロの位置で、重さ2.5トンのいかり1つと長さ195メートルの鎖を下ろして停泊。しかし台風21号による強風で、海底に下ろしたいかりや鎖が機能しなくなり船が流される「走錨(そうびょう)」状態となり連絡橋に衝突した。

     船長は当時「安全だと思った」と説明していたが、タンカーが複数のいかりを使わず、1つだけで停泊したため留まりにくい状況だったうえ、海上保安庁が台風の時に避難するよう推奨していた海域ではなく、空港島近くに停泊していたことも事故の原因の1つとしている。

     この衝突により、連絡橋の道路や鉄道が損傷したり、ゆがむなどしたため、空港島が一時孤立状態となったが、けが人はいなかった。(ラジオ関西ニュース)