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  • 2019年7月15日(月) 17時00分 エンタメ

    『週明けクマチャンネル』待望の公開生放送「リスナーさんの顔を見ながらラジオができるのはすごくうれしいこと」とクマガイタツロウ


    クマガイタツロウ(写真左)待望の『週明けクマチャンネル』公開生放送を「海の日」の7月15日に開催した(写真:ラジオ関西)

    『海の日』で祝日となった15日、神戸のロックンロールバンド・ワタナベフラワーのクマガイタツロウが、パーソナリティーを務めるラジオ関西『週明けクマチャンネル』(月曜10:00-13:00)初となる公開生放送に臨んだ。

     通常のスタジオを飛び出し、神戸情報文化ビル・カルメニ1階のラジオ関西サテライトスタジオで行われた公開生放送。そこでクマガイが番組オープニングに披露したのは、サッカー・J1のヴィッセル神戸のサポーターズソング、『神戸讃歌』。「神戸を愛したい~!」というフレーズから始まる、ワタナベフラワーが応援大使を務めるヴィッセル神戸のアンセムをアカペラで熱唱し、強い意気込みを示してスタートした。

    「この番組が始まったときから、ずっと『公開生放送をしたい』、『リスナーの方に来てほしい』と、クマちゃんはずっと言っていたよね」と、ともにパーソナリティーを務める塩田えみからも言われたように、クマガイが何よりも待望していた公開生放送。「リスナーの顔を見てやりたかったし、お客さんが来てくれたほうが(盛り)上がるから」と、今回を非常に楽しみにしていたという。

     そのなかで、公開生放送では、観客の拍手や笑い声も響き、ときにはパーソナリティーと観客の間でも掛け合いがあるなどテンポよく進行。さらに、サイエンスショーで人気を博すお笑い芸人「ボルトボルズ」がゲスト出演し、放送中にはミニサイエンスショーで観客が沸くなど、「もう、あっという間」(クマガイ)に3時間は進んでいった。また、放送終了後には、クマガイがワタナベフラワーの『一生懸命はやめられない』をギター1本で独唱するサプライズも実施。公開生放送の来場者とともに大いに盛り上がった。

    『週明けクマチャンネル』アフタートーク
    番組初の公開生放送を終えて、パーソナリティーのおふたりにショートインタビューを行いました。

    クマガイタツロウ:リスナーさんの顔を見ながらラジオができるのはすごくうれしいこと。僕らからすると、これまでリスナーさんのことをペンネームでしか知らなかったのが、(実際に会って)「あなたが●●●だったんですか?!」と。アイドルに会うみたいな感じに思うんです。この番組が始まって初めて(の公開生放送)で、子どもたちも含めて、いろんな世代の人が来てくれて、うれしかったですね。みんなの声が聞こえたりするのがいいなと思いました。いつもスタジオにいると、一番最初のリスナーというのは、ディレクターさんやスタッフさん、もちろん、相方の塩田さんなんですが、そこが笑っているかどうかが(進めるうえで)めっちゃ大事に思ってやっていて。それが、(リスナーが目の前にいて)『こういうのがリスナーに受けているんや』とか、(公開放送では)わかるのが、すごくよかったです。

    塩田えみ:私もそう思いました。「あっ、ここが面白いんだ」とか、自分が予想していなかったところで(リスナーの)笑いが来たりしたので。あれは生の反応ですよね。今回の公開生放送はすごく面白かったです! この公開生放送を目的に来てくれた方もいたので、うれしかったですね。(誕生日のメッセージやプレゼントなど)本当にびっくりしました! 今日は本当にいい一日でした!

    クマガイ:「おめでとう!」という言葉を、言うのも聞くのもいいものですよね。

    塩田:本当にうれしかったなと思いましたし、すごい幸せな気持ちになりました!

    クマガイ:これからもできるのであれば、こういった公開生放送とか、(リスナーと触れ合える放送などを)どんどんやりたいですね! また、放送をやりながら、「もっとこんなんやりたいな」というのも思いついたりしましたし、可能性を感じましたので。僕らはこれからも面白いことをどんどんやっていきたいなと思います!


    『週明けクマチャンネル』公開生放送は笑顔の絶えない3時間となった(写真:ラジオ関西)


    サイエンスショーで人気を博すお笑い芸人ボルトボルズ(写真右)がゲスト出演し、公開生放送でミニサイエンスショーを行った(写真:ラジオ関西)


    クマガイタツロウ(写真左)とともにパーソナリティーを務める塩田えみ(写真右)は、この公開生放送の行われた7月15日が誕生日。リスナーから大きな拍手を受けていた(写真:ラジオ関西)


    クマガイタツロウは公開生放送終了後に、サプライズで生歌を披露。集まった観客は大いに盛り上がった(写真:ラジオ関西)

    【公式Twitter】週明けクマチャンネル

  • 2019年7月11日(木) 16時20分 スポーツ

    ヴィッセル神戸のMF三原が柏レイソルへ期限付き移籍 かつて指導を仰いだネルシーニョ監督のもとで成長を誓う

    ヴィッセル神戸から柏レイソルへ期限付き移籍が決まった三原雅俊選手(写真:ラジオ関西)

     サッカー・J1のヴィッセル神戸は11日、MF三原雅俊が柏レイソル(J2)に期限付き移籍すると発表した。期限付き移籍期間は今季終了まで。なお、契約により、三原は今季、神戸と対戦するすべての公式戦に出場できないことになっている。

     三原は熊本県熊本市出身の30歳。ルーテル学院高校を経て、2007年に神戸に加入。途中、当時北信越リーグのツエーゲン金沢(2009年7月~12月)や、J2のV・ファーレン長崎(2014年)でのプレーも経験したが、約12シーズンにわたってクリムゾンレッドに在籍していた、今季のチーム最古参選手。守備のオールラウンダーとして2010年シーズン以降はコンスタントに出番を積み重ね、ここまでJ1で150試合出場6得点、J2で38試合出場、Jリーグカップ戦で34試合出場、天皇杯では16試合出場1得点を記録。いぶし銀の活躍を見せる選手として、チームへの貢献度も高かった。

     三原はクラブ広報を通じて、「このたび柏レイソルに期限付き移籍することになりました。選手として成長できると思って新たな環境でチャレンジすることに決めました。新しいチームでも自分らしくチームのために全力で頑張ります。毎試合、声援を送り続けてくれたサポーターの皆様には感謝しています。引き続き、応援をよろしくお願いします」とコメントを発表。三原がJ1で自己シーズン最多出場を果たしているとき(30試合)の神戸の指揮官で、現在は柏でタクトを振るうネルシーニョ監督のもと、J2からJ1昇格を狙うチームとともに活躍を期す。

  • 2019年7月8日(月) 18時30分 スポーツ

    全国制覇したセンアーノ神戸ジュニアの選手たちが天皇杯2回戦でエスコートキッズを担当

     5月に行われたJA全農杯チビリンピック2019小学生8人制サッカー全国決勝大会で、初出場初優勝という偉業を成し遂げた兵庫県代表のセンアーノ神戸ジュニア(U-12)。その選手たちが、3日の第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦、ヴィッセル神戸対ギラヴァンツ北九州の一戦でエスコートキッズを務めた。


    JA全農杯チビリンピック2019小学生8人制サッカー全国決勝大会で、初出場初優勝を果たしたセンアーノ神戸ジュニア(U-12)の選手たちが、3日のサッカー天皇杯2回戦、ヴィッセル神戸対ギラヴァンツ北九州戦でエスコートキッズを務めた(写真:ラジオ関西)

     これは、チビリンピック2019小学生8人制サッカーの兵庫県予選(第2回ワコーレ杯チビリンピック2019兵庫県大会)を主催、ならびに、特別協賛するなど、兵庫県サッカー協会とパートナーシップ契約を結んでいる和田興産株式会社の招待により実現したもの。全国を制した選手たちは、決して普段は見ることのできない入場前の様子や、憧れのプロサッカー選手たちを目の前にした状況に大興奮。入場時には堂々とノエビアスタジアム神戸のピッチを踏みしめ、エスコートキッズの大役を果たした。

     8日のラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』では、センアーノ神戸ジュニアのキャプテン、島佑成(しま・ゆうせい)選手のコメントをお届け。全国優勝を達成後、神戸市長表敬訪問など、数多くの歓迎イベントに参加したこともあり、「今になって、(優勝の実感が)わいてきました」と、率直な感想を述べた島選手。全国大会については、「1試合1試合難しい試合で、相手に決勝トーナメントは全部先制点を取られたのですが、自分たちが追い返すような展開で、最後まであきらめないチーム力がすごい大切で、それができたので優勝できたと思います」と振り返り、「(センアーノ神戸ジュニアは)すごい明るくて楽しいチームで、試合になったらみんな本気で、絶対勝つぞという気持ちでやっているので、すごいいいチーム」と、一丸となって頂点に立ったチームの力に胸を張った。


    センアーノ神戸ジュニアのキャプテン、島佑成(しま・ゆうせい)選手(写真:ラジオ関西)

     今回のエスコートキッズ体験については、「いろいろなヴィッセルの選手とかギラヴァンツの選手とかと手をつないだり、話したりすることができて、すごくうれしかった」と、島選手。しかも、一緒に入場したヴィッセル神戸MF安井拓也選手が先制点を決めたこともあり、喜びもひとしおだった。「(アンドレス・)イニエスタ選手とか、スペイン代表とかで有名な選手ですが、ヴィッセルに来てくれて、(直に)見ることができるようになったので、これからもどんどん見て、学べることは学んでいきたい」と、世界的スーパースターも揃うヴィッセル神戸の選手たちの存在は励みになっているようだ。

    「センアーノの選手の皆さんと、ヴィッセルの選手、対戦相手のギラヴァンツ北九州の選手の皆さんが一緒に手をつないでグラウンドに出る姿を見たとき、胸が詰まりそうに、思わず泣きそうになりました。そういう場を与えられたことについて本当によかったなと心の底から思いました。そのなかから、今後、日本を代表する選手になるような方が出ていただけたらなと思っております」と述べたのは、今回のエスコートキッズ企画をサポートした和田興産株式会社の和田剛直専務取締役。「吉田麻也選手(日本代表、サウザンプトン/イングランド)が目標。(将来は)フィジカルが強くて、正確なパスが出せて、攻撃にもかかわれるDFになりたい」という島選手をはじめ、未来ある子供たちの今後に大いなる期待と希望を持つことのできた1日となった。


    (写真:ラジオ関西)


    (写真:ラジオ関西)


    (写真:ラジオ関西)

    【公式サイト】『GOGO!ヴィッセル神戸』

  • 2019年7月4日(木) 19時00分 スポーツ

    【コメント追加掲載】天皇杯2回戦、ヴィッセル神戸は4-0で勝利 サンペールが来日初得点!


    (写真:ラジオ関西)

     第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会は3日、2回戦が行われ、今大会初戦となったヴィッセル神戸は、ノエビアスタジアム神戸で福岡県代表のギラヴァンツ北九州と対戦し、4-0と勝利。3回戦へ駒を進めた。

     アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャらがメンバー外になるなど、6月30日のJ1第17節名古屋グランパス戦からスターティングメンバーを総入れ替えして臨んだ、神戸。前半からボールをつないでゲームを支配するも、J3で現在2位の北九州の守備網を崩し切れず、攻めあぐねていたが、ハーフタイム直前に安井拓也のゴールで均衡を破る。

     後半には、相手GKのパスミスをゴール前でカットした小川慶治朗が難なく流し込み、公式戦2試合連続ゴールを記録。さらにCKから田中順也が押し込んでリードを広げると、80分にはセルジ・サンペールが北九州守備陣を手玉にとるようにドリブルでかわしながらシュートを決め切り、来日初得点をマーク。守備では途中、相手に決定機を与えるシーンも散見されたが、無失点で切り抜けた。

    【監督、選手コメント】
    ●トルステン・フィンク監督
    今日の試合に関して、立ち上がりは少し難しい状況もあったのですが、新しい選手を11人プレーさせたということで、今までチャンスがなかった選手たちも見たかったので、彼らが試合を通じてだんだんよくなっていたと思います。今日の11人はマッチリズムがなかったので、そういったことも考えて先週のテストマッチを行いました。天皇杯という大会も侮ってはいけない。今日の結果をみると、J1のチームが3試合(会見後に実際は4試合)負けている。今日の相手もいい試合をしていた。シンプルなプレーができなければ我々も負けていたかもしれない。今日出た選手は前半すごく戦って、後半自分たちのサッカーができたと思うので、私は満足しています。ハーフタイム直前の素晴らしいゴールのおかげで、チームもリラックスしてリズムを見つけることができました。
    今日の試合は相手を0点に抑えたことも非常に満足している。次のラウンドに進め、ケガ以外のほかの選手たちも土曜日の清水戦をフレッシュな状態で迎えるので楽しみにしています。

    ――選手たちへ戦前に与えた指示について

    (天皇杯優勝が)AFCチャンピオンズリーグに入る(出場する)ための最短ルートだと考えています。選手たちには、「今日はおまえたちにとってチャンスだぞ、今後試合で使えるよう、今日の試合で(力を)見せてくれ」と指示を出しました。相手は高いモチベーションで来ているので、決して侮らないようにと話しました。

    ――ゴールを決めたサンペール選手のパフォーマンスについて

    基本、ひとりの選手をそこまで持ち上げたくないですが、彼は本当にいいフォーマンスをしてくれたと思いますし、彼自身もあのゴールで自信がついたように思います。

     

    ●セルジ・サンペール選手
    本当にいいゴールを決めることができたと思います。ボールが自分のところにこぼれて来て、(運べる)自信もありましたし、フェイントを3、4回くらい入れたと思いますが、最後左足でゴールを決めて、本当にびっくりするくらいうまくいったので。たぶん自分の記憶にも長い間残るであろうゴールだと思います。(何人抜いてゴールしたかは)もう1回映像で見ないとわからないですね。最後のほうは疲れてしまっていて、周りも見えていなかったので。でも、ヴィッセルでの、日本での初ゴールになり、このために、長く激しい練習も重ねてきたので、こういう形で報われて本当に喜んでいます。自分自身、ゴールゲッターというわけではないですが、ただ、ゴールを決めるときはいいゴールを決めてきた印象はありますし、これをきっかけに、ふたをあけたようにゴールを決められればなと思います。(最近での得点については)過去2年はゴールを決めていないので、U-21スペイン代表か、バルセロナB時代のどちらかかなと思います。(ゲームの組み立てに比重をおいてプレーしている?)今日はひとりでアンカーポジションをやっていて、今までは(山口)蛍とダブルボランチを組むことが多かったが、今日は蛍も出ていなくて、ひとりで務めることになりましたが、そういうプレーも自分は好き。やっぱり後ろから組み立てをするというところは、自分にとっては一番好きなプレーです。(ゴールをチームメイトが喜んでいたが?)よかったです。みんなには『メッシの真似をしたのか!』とジョークで言われたけどね(笑)。みんなにとって思いがけないゴールだったかもしれないが、だからこそ喜びが大きくなったのかなと思います。

    ●三原雅俊選手
    (負傷明けで2か月ぶりの公式戦となったが)実践をつまないとなかなか戻ってこないと思う。離れていた期間が長かったので、これからですね。(天皇杯2回戦について)チームとして、前半なかなかうまくいかなかったが、前半最後に1点いい形でとれて、後半は圧倒できました。(この試合で出たメンバーのパフォーマンスについて)もっともっと高められるところはたくさんあると思うし、今、Jリーグで戦っているメンバーと同じかといわれたら、全然まだ同じような戦いはできていないと思うので、もっとレベルを全体で上げていかないといけない。個人としてはケガで離れている期間が長かったので、コンディションを上げないといけない。チームとしては、いい流れを全体で共有して、全体でレベルが上がっていくようにしていくべきだと思います。

  • 2019年7月2日(火) 18時30分 スポーツ

    J1・神戸 イニエスタとビジャの偉大さ、小川や郷家らの活躍が光った名古屋戦

     

     サッカー・J1のヴィッセル神戸は、6月30日に行われた明治安田生命J1リーグ戦第17節で、名古屋グランパスとの激しい打ち合いを5-3と制した。これで最近5試合では3勝2分け負けなしの神戸は勝点を21として、前半戦を11位で終了。首位・FC東京(勝点36)との勝点差は15と離れているが、一時期、7連敗というどん底の状態を味わい、2度の監督交代という苦難の道をたどったことを考えれば、底を脱し、徐々に立て直して反撃体制を整えつつあるともいえるだろう。

     7月1日のラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』では、ウイークリーマッチレポートとして、名古屋戦を振り返った。この一戦でもキーマンとなったのは、やはり、チームの大黒柱である、アンドレス・イニエスタとダビド・ビジャ。ふたりのスーパースターの活躍に、サポーターは酔いしれた。

     スペインに一時帰国していたこともあり前節を欠場していたイニエスタだが、2試合ぶりに先発復帰すると、63分には左DF初瀬亮のクロスボールがこぼれたところを、相手DFとGKを見ながら技ありミドルシュートを決め切り、誕生した第4子に捧げるゴールを記録。チームメイトとともにゆりかごパフォーマンスも披露した。さらに、自らのパスを契機に得たPKも落ち着いて決めて、J1では初の1試合2得点を達成。一方のビジャも、27分の先制点では、相手DFとの絶妙な駆け引き、細やかなボールタッチとステップ、巧みな右足でのシュートで、まさに「ストライカーを目指す子供たちにぜひ見ていただきたい」圧巻のゴールを示せば、80分に自ら得たPKで勝ち越し点を奪い、こちらも2得点。彼らの存在の大きさを改めて実感させられた。

     さらに、この試合でピックアップしたいのは、中盤に入った活躍著しい2選手。そのふたりのコメントを番組では放送した。ひとりは、6試合ぶりに出場した郷家友太。U-20日本代表としてFIFA U-20ワールドカップポーランド2019に出場していたゲームメーカーは、帰国後初のリーグ戦でチーム最長となる11.654kmの走行距離をマークするなど攻守に奮闘。イニエスタの2点目となったPKを得るなど得点機にも絡んだ。「(PK獲得のシーンは)最初、外で受けようとしたが、相手とかぶってしまった。でも、アンドレスなら中に出せると思って中に入った結果、本当はシュートを狙っていたが(倒された)。あそこで中に入ってPKをもらえて本当によかった」。PK獲得シーンでのガッツポーズは、彼がこの試合にかけていた強い思いを表したかのよう。今後もチームに不可欠な存在のひとりになるだろう。

     そして、もうひとりは、小川慶治朗。この試合ではベンチのスタートで、58分から途中出場したが、終盤の87分、西大伍のパスからワンタッチで相手DFをかわしてドリブルで突き進むと、ゴール右上に強烈なシュートを突き刺した。その瞬間、この試合で一番の大歓声が巻き起こった。サポーターに愛されているクリムゾンレッド生え抜きアタッカーは、約2シーズンぶりとなるJ1での待望の得点に、感慨もひとしお。「試合後、よく決めたなと(チームメイトから言われた)。あのシチュエーション、あの点差で決めたらチームとして助かるのは自分もわかっていた。全体でも苦しい時間を過ごしていたが、あの時間に決めることができて、ゲームを完結し、勝利を決定づけることができた。ドクターなど昔からの付き合いがある人は僕が点をとってすごく喜んでくれて、その喜んでいる姿を見て僕もうれしかった」。この試合では、30分少しの出場ながらチーム3位タイの17回のスプリントも記録した、スプリントキング。いよいよ結果も出た港町の13番には、今後も一層の活躍を望まずにはいられない。

     ミッドウィークの天皇杯2回戦(7月4日 vsギラヴァンツ北九州)を挟んで、後半戦に入るJ1では次節からアウェイ2連戦の神戸。上位進出のためにも、今後も負けられない戦いが続くが、「たくさんのサポーターの方とまた喜びをわかちあえるように、継続して頑張っていきたい」と郷家。活きのいい攻撃陣とともに、この夏を乗り切っていきたい。

    【公式サイト】『GOGO!ヴィッセル神戸』