18/07/29 ゲスト:埴岡真弓さん
今日のゲストは播磨学研究会の埴岡真弓さん
<ラジオレクチャー>
毎年7月29日には大分県耶馬溪町の雲八幡社でカッパ祭りがあることからカッパについてのお話。
室町時代にはカワウソが歳を取ってカッパになると言われ、江戸時代には両生類として描かれました。
日葡辞書にも川郎(かわろう)とあります。
4~5歳の子供。口は三角。背には甲羅もしくはうろこ。魚の生き血が好物。
亀やカエルがモデルになった想像上の生物です。カッパを関西ではガタロウと言い、落語の代書屋にも登場します。
文学の世界では芥川龍之介の「河童」が有名。命日の7月24日は河童忌と言われます。
おかっぱ、丘の上の河童、河童の川流れという言葉もあり身近な存在。日本の文化が生み出した妖怪の分野の産物です。
(まとめ:久保直子)