生田神社では、御代替(みよがわり)記念の御朱印(津田アナウンサーが持っているうちの一番右側)など、3種類の御朱印の授与が行われ、それらの御朱印を求める人でにぎわっていた(写真左は生放送にも登場した、生田神社で権宮司を務める木田孝朋さん)。(写真:ラジオ関西)
新元号「令和」を迎えた初日となる1日、神戸市中央区の生田神社には、多くの参拝客が訪れ、なかでも「令和元年五月一日」と記された御朱印を求めて、長蛇の列ができていた。
ラジオ関西「時間です!林編集長」で津田明日香アナウンサーが生中継レポートを行った際にも、人、人、人でにぎわっていた、生田神社。「通常のお休みの日、土曜日等に比べても、随分たくさんの方がいらっしゃっています。(多くの参拝客が詰めかけたのは)お正月以外ではおそらく初めてのこと」というのは、権宮司を務める木田孝朋さん。神社としても、予想以上の人出に驚きを見せていた。
その参拝客のお目当ての1つとなっていたのが、「令和」初日となる、令和元年五月一日と記された御朱印だ。「生田神社の御朱印と弁財天の御朱印は、1年間通じて毎日お分かちをしておりますが、生田宮の御朱印を御代替(みよがわり)記念として、今日から12月末日までの期間限定の授与を始めました」と木田権宮司も述べるように、生田神社では3種類の御朱印を受け取ることができる。
そのうち、生田神社の御代替記念の御朱印は、金の箔押しで御代替記念と書かれた貴重なもの。「このたびの御代替にあたって、生田神社でもこれをお祝いする、あるいは、記念する何事かについて、それを参拝の方々お一人おひとりによくわかっていただける形で何かできないかと考えておりました。そのときに職員のひとりが、大正時代の御朱印があることを発見したのです。これは、全国の神社やお寺の御朱印を収集して研究している東京の古今御朱印研究室で保管していることがわかり、そちらに協力を依頼して、今回の御代替記念の御朱印に至りました。大正時代のもの、そのままではありませんが、多少、意匠を訂正、修正して、きれいに仕上げるということで、専門の職員が一生懸命つくりました」(木田権宮司)。御代替記念の御朱印は、きょう5月1日より12月31日までの限定授与となる(初穂料は500円)。
生田神社で御朱印を受け取ったのは、平成最後の4月30日で約2000人。この令和初日では、お昼の時点で2000人をあっという間に越えるほど、多数の参拝客がやってきているという。御朱印を手にした女性は、「自分の世代では一回しかないことだと思いますので、大事にしたい」とコメント。また、親子で大阪から御朱印を求めて来訪した男性は、「(即位された)天皇陛下も仰っていたように、世界の人々が幸せになるような時代になってほしい」と、新たな時代、「令和」へ期待を寄せていた。
生田神社の境内では、御朱印を求める長蛇の列ができていた。(写真:ラジオ関西)
- 性犯罪に関する無罪判決について考える 景山准教授「日常感覚と法律とのズレみたいなところを問題にしていかないといけない」(『時間です!林編集長』)
- 「令和」初日の生田神社、記念の「御朱印」を求めて長蛇の列
- 活動写真弁士としても活躍中、大森くみこさんインタビュー【後編】「ぜひ活弁にもいらしてね!」