今年4月1日時点でブロック塀の安全対策が終わっていない兵庫県内の学校は、全体の18%に当たる417校に上ることがわかりました。さらに、このうち215校では、ブロック塀の中の点検がまだ終わっていないということです。
文部科学省と兵庫県教育委員会によりますと、外観などで安全が確認されているものの、中の点検が済んでいない兵庫県内の学校は、公立で173校、私立で42校あり、ブロック塀の中にある鉄筋の状態について赤外線カメラで調べる点検や、金属探知機を使った、そもそも鉄筋が入っているかどうかの点検がまだ終わっていません。
すでに点検を済ませたのは202校で、そのうち172校が来年3月までにブロック塀の撤去・改修といった対策を完了させますが、残る30校は、来年4月以降になるということです。
一方、283校で塀を既に撤去し、改修などで安全確認を終えたのは313校でした。また、既に廃校になっている学校を含む1319校は、敷地内にブロック塀がありませんでした。
県教委の担当者は、「内部の点検が終わっていない場合でも、法律の上で問題はなく、安全である事実は変わらない。各市町の担当者に研修を行い、早い時期の対策を促したい」としています。
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