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羽川英樹ハッスル!

  • 2021年1月21日(木) 10時20分

    住宅地から北摂の山里へ ~能勢電鉄~〈はーさんの行ってきました!〉

    〈はーさんの行ってきました!〉

    阪急宝塚線と接続する川西能勢口と妙見口を結ぶ能勢電鉄。
    1913(大正2年)に能勢妙見山参詣のために建設されました。
    1960年代からは宅地造成が積極的に行なわれ、通勤通学客が増加。
    元阪急のベテラン車両たちが元気に走っています。

    「川西能勢口」を出ると「絹延橋」「滝山」「鶯の森」などの住宅地を通り、
    多田大橋で猪名川を渡ります。
    ここが、のせでんきってのフォトスポットです。

    「多田」にある多田神社は清和源氏発祥の地ともいわれ、春のしだれ桜でも有名です。

    「平野」には能勢電鉄本社と車庫があり、
    西武が開発した多田グリーンハイツへの玄関口なっています。
    「一の鳥居」では目の前にお城のような「大阪青山歴史文学博物館」が姿を現します。
    これは大阪青山大学内の施設で、
    五千件もの貴重な文化財が収蔵展示され一般公開も行われています。

    「山下」では日生中央へ向かう日生線と分岐します。
    この駅では乗り継ぎ客のための究極のバリアフリーサービスと言われる
    スイッチバックを体験できます。
    ここから先は単線となって山里に分け入って豊能町に入ります。
    「光風台」は1978年の開業と沿線で一番新しい駅。
    ホームが谷の中にあるため、マンションや住宅地へは、
    まずエスカレーターで上に上がらなくてはなりません。

    川西能勢口から26分で終点「妙見口」に到着。
    こんなのどかな路線でも、常に10分おきの運行とはさすが阪急阪神グループです。

    このあとケーブルを乗り継いでいく「妙見の森」は冬季は休業中ですが、
    春からはハイキングやバーベキューを楽しむ客が多く訪れます。
    さらにリフトを利用すると日蓮宗霊場・能勢妙見山に到着。
    標高660mの山頂から見渡す景色は壮観で、
    北摂の市街地~住宅地~山里までを走り抜けた
    「のせでん」の足跡をしっかりたどることができます。

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA

    2020.1.21放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より

    【鉄アナ・羽川英樹の出発進行】はこちら