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羽川英樹ハッスル!

  • 2021年2月25日(木) 10時15分

    映画「痛くない死に方」〈はーさんの行ってきました!〉

    〈はーさんの行ってきました!〉

    尼崎で在宅医療のスペシャリストして活動する
    長尾和宏医師のベストセラーを高橋伴明監督が映画化。
    主人公を最近「心の傷を癒すということ 劇場版」など医者役が続く柄本佑が演じている。

    医療の進歩で延命治療が可能になり、
    逆に人々は自分の死に場所や死に方を自由に決められなくなった。
    いまや自然死というものは存在しない。
    この映画は在宅医と患者とその家族を描き、人はどう死ぬべきかを考えさせてくれる。

    病院勤務を辞め在宅医の道を選んだ柄本。
    しかし前半では心ここにあらずの冷たい医者を演じ、患者の家族ともうまくいかない。
    そこで先輩医師・奥田瑛二に相談し、診療にも同行しながら
    「在宅医」としてのあるべき姿を悟っていく。

    後半は患者に以前とは全くちがった向き合い方をする柄本。
    白衣を着ずに普段着で末期の肺ガン患者・宇崎竜童に向き合う。
    好きな酒やタバコも許し、管も外してあげた。
    患者の趣味の川柳でも交流を図り、その人に寄り添って 最期を見届けた。

    この作品は、いつかは自分の親や自分に訪れる最後について
    いま一度じっくり考えてみたいと思わせる秀作。
    大谷直子、坂井真紀、余貴美子など女優陣の演技も光る。

    大阪・なんばパークス、テアトル梅田、兵庫・神戸国際松竹では3月5日から、
    そして塚口さんさん劇場では、3月12日から上映予定。

    2021.2.25放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より

    【鉄アナ・羽川英樹の出発進行】はこちら