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羽川英樹ハッスル!

  • 2021年8月19日(木) 10時10分

    JR琵琶湖線(大津~米原)~近江路を駆け抜ける新快速~〈はーさんの行ってきました!〉

    〈はーさんの行ってきました!〉

    滋賀県の琵琶湖の東側を走る「琵琶湖線」沿線は、
    京都・大阪のベッドタウンとして拓け、かつ近江の歴史ロマンがたっぷりつまった興味深い路線。
    今回は大津から米原までをご案内します。

    「大津」は県庁所在地でありながら、県内乗降客数第6位という位置に甘んじており、
    駅前の再開発もなかなか軌道に乗らず、普段とても静かな駅と化しています。
    「石山」は東レなどの企業城下町として栄え、京阪石坂線と連絡します。
    ここは紫式部ゆかりの石山寺や瀬田の唐橋への最寄駅でもあります。

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    石山を出ると琵琶湖が唯一見える区間が現れます。
    瀬田川橋梁を渡る時に左の車窓に一瞬びわ湖が見え、
    右には近江八景にも謳われる瀬田川が大阪に向け滔々と流れています。

    「南草津」は1994年に地元の請願駅として誕生した琵琶湖線で一番新しい駅。
    立命館大学を誘致して、2011年には新快速停車駅に昇格。
    いまや草津駅をも抜き、県内一の乗降客数を誇っています。
    「草津」は東海道と中山道が接する宿場町として古くから栄え、
    草津宿本陣ではその面影を知ることができます。
    ここで貴生川・柘植方面への草津線と接続します。

    その後、中山道の宿場町として栄えホタルの街でも有名な「守山」、
    大規模な車両基地があり標高432mの近江富士(三上山)が迫ってくる「野洲」に停車。 

    次は近江商人発祥の地「近江八幡」。
    映画のロケ地にもよく使われる美しい八幡堀の風景や新町通りの近江商人のお屋敷は見ごたえ十分。
    ロープウェイで八幡山に登り、手漕ぎ舟での水郷めぐりも楽しめます。

    「彦根」は井伊家14代にわたる居城だった国宝・彦根城があるところ。
    城下にある江戸時代の雰囲気を醸し出す「夢京橋キャッスルロード」にもぜひお立ち寄り下さい。

    「米原」は新幹線・東海道本線・北陸本線・近江鉄道と接続し、
    いろんな車両に出会えるまさに<鉄のワンダーランド>。
    新快速は米原から先は北陸本線に入り、
    12両編成の後ろ8両を切り離して4両の短縮編成となり、このあと長浜・近江塩津を目指します。
    有料特急以外では国内トップの時速130km/hで近江路を駆け抜ける新快速。
    各停車駅には それぞれの見どころスポットが待ち構えているんです。

    2021.8.19放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より

    【鉄アナ・羽川英樹の出発進行】はこちら