開業100周年を迎えた「阪急今津線」の隠れた魅力とは!〈はーさんの行ってきました!〉
〈はーさんの行ってきました!〉
阪急今津線は1921年に宝塚~西宮北口間を結ぶ「西宝線」として開業し、
この9月でちょうど100周年を迎えました。
一般には住宅・通学路線のイメージが強いですが、
有村浩原作で映画化もされた「阪急電車 片道15分の奇跡」の舞台にもなり、
実際に乗ってみると新たな発見と魅力がいっぱいの路線なんです。
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「宝塚」を出ると右手に宝塚大劇場を見ながら武庫川橋梁を渡ります。
このあたりにはかつてはホワイトタイガーもいた宝塚ファミリーランドもありました。
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「宝塚南口」「逆瀬川」の級住宅地を過ぎると、次は「小林」。
これで「おばやし」と読みます。
駅の西側は閑静な住宅地が広がり、
石畳の道を上がると三角の白い塔が目印の名門・聖心女子学院小・中・高校があります。
「仁川」は桜花賞や宝塚記念などのG1レースの舞台となる阪神競馬場の最寄り駅。
競馬開催時はメインレース終了から、
仁川発大阪梅田行の臨時急行(塚口・十三のみ停車)も運行されます。
またかつてはここには「仁川ピクニックセンター」もありました。
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かつては広大な果樹園があった「甲東園」。
時計台がシンボルの関西学院キャンパスへの最寄駅としても有名ですが、
ほかにも西宮高校・仁川学院・報徳学園などあり関西屈指の文教地区となっています。
「門戸厄神」は正式には真言宗別格本山・東光寺といい、
正月は大勢の厄除け参拝客でにぎわいます。
またここは神戸女学院の最寄り駅でもあり、
岡田山を背景に建つヴォーリス建築の美しい校舎群が目をひきます。
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「西宮北口」にはかつて神戸線と平面交差する「ダイヤモンドクロス」がありました。
ただダイヤの増発や神戸線の10両編成化などでこれがネックとなってきたため、
1984年をもって今津線は南北に分断されることになります。
ゆえにここから今津方面へは高架上の5号線の電車に乗り換えます。
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次は阪急なのになぜか「阪神国道」駅。
これは交差する国道2号が阪神国道と呼ばれることにちなんでいます。
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終点「今津」は阪神電車との接続駅。駅前には安くてうまい店が立ち並び、
かつては今津文化という映画館もありました。
北線と南線に分かれる今津線ですが、
全長約8kmの沿線はタカラヅカ・高級住宅地・大学・阪神競馬場・下町まで実に多彩。
100周年の記念の年に ぜひ一度乗車してみて下さい。
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2021.10.7放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より
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