「阪神電車・後編」(西宮~元町)~阪神間を高架で駆け抜ける電車たち~〈はーさんの行ってきました!〉
〈はーさんの行ってきました!〉
阪神電車リポート第2弾。
今回は西宮から元町(神戸)までを取り上げます。
大阪~神戸間はJR・阪急と競合しますが、
阪神の最大の魅力はとにかくいろんな車両に出会えることです。
阪神車両のほか乗り入れている近鉄や山陽車両にも遭遇できるので、
次にどの電車がやってくるか楽しみなんです。
では西宮から神戸に向けて進んでいきましょう。
「香櫨園」は、明治末期から大正にかけて遊園地があった場所。
大阪の商人だった香野蔵治氏と櫨山喜一氏が造成したので、
一文字づつとって香櫨園と名付けられました。
のちに高級住宅地として発展しますが、
駅は夙川の真上にあり川沿いは関西屈指の桜の名所となっています。
特急停車駅の「芦屋」。
高級邸宅街は阪急芦屋川駅の山手に広がり、この阪神芦屋あたりは静かな町並みが続きます。
ホームは「武庫川」「夙川」駅と同様に芦屋川の真上にあるんですが、
ひょっとしたら川の上に駅をつくると固定資産税は払わなくていいのかも?ですね。
「魚崎」は六甲アイランドとを結ぶ六甲ライナーとの接続駅。
芦屋をこよなく愛した谷崎潤一郎の記念館や、灘の酒蔵めぐりもおすすめです。
「御影」では直通特急は停車するのに、近鉄車両の快速急行は通過します。
これは阪神より近鉄の車両のほうが長いため、同じ6両編成でもホームからはみだしてしまうから。
駅前には100年の歴史を誇るレトロな御影市場・旨水館や、昭和29年創業の大西商店があり、
夏のかき氷と、年中販売のアイスモナカが大人気です。
「石屋川」には阪神淡路大震災で大きな被害を受けた日本初の高架式の車庫があり、
「春日野道」はかつては阪急中津と並ぶ超狭いホームが有名でした。
大震災から27年。
大きくリニューアルされた神戸の大ターミナル「神戸三宮」。
駅前のそごうは阪急に変わり、阪急百貨店の下に阪神電車のホームがあります。
そして駅周辺は高層ホテルや阪急高架下に誕生した
飲食街「EKIZO」など続々と新しい姿が出現しています。
「元町」で阪神本線は終了。
ここから先は神戸高速・山陽電鉄経由で「姫路」まで線路がつながっていきます。
2022.1.20放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より
- 1月13日もハッスル!
- 「阪神電車・後編」(西宮~元町)~阪神間を高架で駆け抜ける電車たち~〈はーさんの行ってきました!〉
- 1月20日、大寒もハッスル!