〈はーさんの行ってきました!〉
岐阜県第2の都市「大垣」へは新幹線を米原で降りて、
東海道線に乗換て伊吹山・関ケ原を眺めながら30分で到着。
人口15万の街は豊富な良質の地下水に恵まれ、
市内のあちこちできれいな水が自然に湧き出る「水の都」なんです。
駅から伸びるレトロ感いっぱいの商店街を7~8分歩くと、まず大垣城が見えてきます。
関ヶ原の合戦で西軍・石田三成の本拠地となった城は、
全国でも珍しい4層の天守閣をもちます。
本丸跡の公園の桜の開花ももう間近。
そしてお城に沿うように街中を静かに流れる水門川沿いがまたいいんです。
2kmに渡って遊歩道が整備され、桜の季節は最高で、川下りのたらい舟も運行されています。
さらに進むと、この川沿いには「奥の細道むすびの地」がありました。
松尾芭蕉は江戸を出て東北・北陸を5ケ月かけて回り、この大垣でその旅を終えました。
「むすびの地記念館」近くには、芭蕉の最後の句「蛤のふたみに行く秋ぞ」も掲げられています。
大垣は良質な水を使っての菓子作りもさかんですが、
駅前にある「本家・金蝶園」はぜひ立ち寄りたいお店。
江戸時代創業の歴史ある佇まいで販売される「水まんじゅう」が有名です。
季節商品なので今年も4月から販売が始まります。
食事は飛騨牛をフレンチ懐石で楽しめる、創業から半世紀を迎えた「ブランチヒロノヤ」へ。
ランチはローストビーフ・タンシチュー・ステーキに
タンスープやサラダもついて2750円はとてもお得です。
また少し足を伸ばせば、秀吉が一夜にして築いたという墨俣城を再現した歴史資料館や、
関ヶ原の合戦跡地をめぐるなど、
歴史ファンにはたまらないエリアもあり、桜の名所も数多く点在します。
新快速に乗れば名古屋まで32分、岐阜までは11分というアクセスの良さも住みやすさを感じます。
この大垣には東海道線以外に、2つの鉄道が走っています。
来週はそのうちのひとつ、桜が満喫できる鉄道路線をご紹介します。
2023.3.16放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より
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