2019年1月20日(日) 12時10分
19/01/20 ゲスト:西海伸行さん
今日のゲストは湊川隧道保存友の会 西海伸行 さんでした。
<ラジオレクチャー>
1月20日は「海外団体旅行の日」です。
1965年(昭和40年)日本航空が海外団体旅行「ジャルパック」を発売し、海外団体旅行ブームが起きました。
これは、1964年(昭和39年)外為規制の緩和措置が行われ、海外渡航の自由化になったからです。
しかし、この頃の海外旅行はとても高く、ジャルパックの最初の商品だった「ヨーロッパ16日間コースは」67万7000円。他の旅行会社が企画したハワイ9日間は36万4000円でした。今とあまり変わらないんじゃないと思う方もいると思いますが、この頃の大卒の初任給が1万9100円だった時代の話です。
高嶺の花だったことがわかりますね。
しかも1ドル=360円の固定レートの時代です。
例えば2ドルで変えるハンバーガーが、日本円では720円もしたので、食事も宿泊も容易ではありません。
それが1973年(昭和48年)変動相場制が導入され、一時1ドル=260円まで円高が進みましたが、1973年の秋にオイルショックが起き、1ドル=300円近くまで戻ってしまいしばらくその状態が続きました。
しかし、だんだんと円高が進み、現在は100円前後を推移するようになったのです。
それに伴い海外旅行者も増え、1964年(昭和39年)には12万人だったのが、
1972年(昭和47年)には100万人を突破、翌年の1973年(昭和48年)には200万人を突破、1990年(平成2年)に1000万人を超え、2018年は11月までに1700万人以上の人が海外旅行を楽しんでいるのです。
今は個人旅行が主流ですが、初めての海外や、初めて行く土地ではパック旅行は安心できましね。
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