田名部真理のこれで決まり!
今週は市川町文化センター内にあります「市川町 橋本忍記念館」をご紹介!
橋本忍さん:脚本家、映画監督
1918年 兵庫県神崎郡鶴居村(現在の市川町)生まれ
1950年 黒澤明監督「羅生門」でデビュー。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞
(日本映画で初めて国際映画祭でグランプリを獲得)
以降、「生きる」「七人の侍」等で黒澤明監督とともにシナリオの共同執筆に携わる。
黒沢映画以外にも「張込み」「砂の器」などの松本清張作品の映画化、
「白い巨塔」「日本沈没」「八甲田山」など日本映画の黄金期を築くとともに、
世界的に認められているシナリオライターの第一人者!
が、市川町のご出身!なのです。
橋本忍氏から寄贈された数多くのシナリオ類、生原稿、受賞トロフィー(先程の金獅子賞含む!)をはじめ
映画ポスターやチラシなどの展示のほか、その全作品を網羅したパソコン、データベースも設置され、
橋本作品の魅力に自由にアクセス可能!
映画ファン垂涎モノの夢のような場所なんです。
貴重な品々が惜しみなく寄贈されている、その時点で橋本氏のお人柄が偲ばれます。。
今年は実に橋本忍氏生誕100年。
11/11(日)にも橋本忍生誕100年記念シネマシナリオフェスティバルが開催されます!
http://hashimotoshinobu100th.com/
「風土が人を育てる」という橋本忍氏の言葉を実感しに来てください。
□市川町文化センター 橋本忍記念館
開館時間 9:00~17:00
休館日:火曜、第3木曜、祝日の翌日、年末年始
電車の場合 JR播但線甘地駅下車 徒歩15分
電話 0790−26−0969
最後に橋本忍さんの言葉
「映画は何百万人、何千人の人に観てもらうものだ。
自分だけの考えや好みを押しつけていては、多くの観客を納得させられる訳がない。
畑を耕す、種を蒔く、肥料や水の具合に気をつけ、天気を心配し、虫を除き、
作物が育っていくのを、祈るような気持ちで見つめる。要するに忍耐だよ。
脚本家にとって才能というのは、忍耐力のことじゃないかな。」
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