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谷五郎の笑って暮らそう

  • 2020年7月28日(火) 11時30分 総合

    📚買いたい新書📚『22世紀を見る君たちへ』

    『22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」』
    出版:講談社
    著書:平田オリザ

    これから大切な能力って何?
    いまの子どもたちの文章読解能力は本当に「危機的」?

    未来の大学入試とは? 英語教育は必要?
    そもそも日本人の大多数が、
    ネイティブと同じ発音をする必要がどこにあるの?
    ・・・
    祖父母から孫へ、親から子へ――。
    世代を超えて伝えたい、教育の「本質」を探る。
    ・・・
    教育とは、わからない未来を予想して、
    あるいは来るべき未来社会を予想して、
    「子どもたちに生きるための能力を授ける」という、
    いささか無謀な行為である。
    それでも20世紀前半くらいまでは、その予想は、
    ある程度可能だったかもしれない。
    たとえば自分の息子が、自分のあとを継いで漁師になることが
    確実にわかっていれば、その子には、船の動かし方、釣り具や網の整備の仕方、
    天候の予測のための知識、万が一の時の泳ぎ方といったことを教えておけばよかった。
    しかし、いま私たちが直面し知ているのは、おおよそ以下のような問題である。
    ■まず、その子が、どんな職業に就くかまったく予想できない。
    ■たとえ親が子どもを漁師にしたいと考えても、そもそも22世紀に漁師という仕事が
    あるかどうかがわからない。
    ■さらに、たとえ漁師という仕事が生き残ったとしても、そこで必要とされる
    能力について予想がつかない。
    ■それは、漁業ロボットを操作する能力かもしれない。漁から販売までを一元化し、
    六次産業化していくコーディネート力かもしれない。あるいは、養殖の技術や
    遺伝子組み換えについての研究こそが、漁師の本分となるかもしれない。
    ■私が暮らす兵庫県豊岡市の隣町、カニ漁で有名な香美町では、多くのインドネシア人が
    漁業実習生として漁に携わっている。もしかすると、これからの漁師に必要な能力は
    インドネシア語の習得や、イスラムの習慣への習熟かもしれない。
    ・・・
    本書の中で、私は「教育」について考えていきたいと思う。
    2020年の大学入試改革など、教育の大きな転換期を前に、私のこれまでの考えを、
    ひとつにまとめて記しておくのも、本書の狙いの一つである。
    ・・・