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  • 2019年6月26日(水) 20時00分 エンタメ

    清水尋也が語る初恋観「ツンデレだよねと言われます」 映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』亮輝役

     6月28日公開の映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』に、主人公と向き合う相手役・亮輝として出演する俳優の清水尋也さんがラジオ番組で恋愛観や共演者の印象を語りました。


    映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』に出演した俳優の清水尋也さんがラジオ関西『時間です!林編集長』のインタビューに登場(写真:ラジオ関西)

     ラジオ関西「時間です!林編集長」6月25日放送で、津田明日香アナウンサーのインタビューに応じたもの。このなかで清水さんは、作品の役柄と自分を重ね合わせながら恋愛トークを繰り広げました。

    津田アナウンサー(以下、津田):『ホットギミック ガールミーツボーイ』 完成した作品を見て率直にいかがでしたか?

    清水尋也(以下、清水):率直に「面白いなぁ」と。撮り方だったり、それこそ“ギミック”が盛り込まれていて、写真がパッパッと入ってきたりとか。音楽の入れ方だったり、パッと見たときの色彩的な美しさがすごく印象に残っていて、何回観てもいろんなところに気づける面白い作品になったなと思いました。

    津田:そのなかでも、清水さんが演じた橘亮輝は、主人公の初役の堀未央奈さんに対して『奴隷になれ』と命じるような、ちょっと難しい役どころですが、清水さんにとって亮輝はどんな人物ですか?

    清水:一見すごく嫌なやつで、最初の印象はもしかしたら最悪なのかもしれないんですけど、だんだん自分の気持ちに正直になっていったりとか、結局照れ隠しで言っちゃっている部分とか。可愛らしいところがだんだん垣間見えてくるし、最後なんか、もうすごいありのままの気持ちをぶつけているので。そういった意味で人間らしい、あったかい部分を持っていたりする。成績も優秀で恵まれていて、ひとりで生きていくことに抵抗がなかったりとかするタイプなのかなと思うんですけど、やっぱり寂しがり屋で誰かに横にいてほしいみたいな部分がすごく伝わってきます。シンプルにニヤニヤしちゃうような可愛らしいやつだなぁみたいな。強がっているけど「本当はそうじゃないんだろう」という感じでニヤニヤしながら(原作を)読んでました。

    津田:ご自身と似てる部分、あるいは、まったく違う部分はありましたか?

    清水:女性にあんな言葉を僕は言わないですからね(笑)。でも、仲のいい友だちに『尋也はツンデレだよね』って言われるんですよ。僕はもちろん自分で意識してやっているわけではないんですけど、周りからするとそういうタイプらしくて、そういった意味ではなんとなくちょっと似てる部分もあるのかなぁとは思いますね。

    津田:私は、梓のセリフのなかで印象に残っているのがあって、「初恋は過去形にならない」というセリフ。清水さんにとって初恋ってどんなものですか?

    清水:何種類かあるなと思っていて、初めて女の子だったり、特定の異性を意識するのも、初恋だと思うんですよ。それって幼稚園のときとか小学校低学年のときとか、あるじゃないですか。それから中学生になり、高校生になって初めて人とお付き合いをしたとき。恋人っていう関係性の、他の友達とはまた違った距離感で、家族とは違った存在ができるっていうのも、初恋だと思うんですよ。あとは交際相手のなかでも、さらに「この人とは結婚したい」とか、「大人になっても一緒にいたい」とか、そういった将来を前向きに想像した相手も初恋に含まれる部分だと思うんです。だから結構何種類かあると思いますね。初恋って1つのことに定義できないなって思います。


    ©相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会

    津田:『溺れるナイフ』などで話題の山戸結希監督の作品ですが、役を演じるにあたってどんなことをお話しされましたか?

    清水:撮影に入る前に本読みを一度させてもらって、監督が「女の子のための映画を撮りたい」というふうに仰っていて、最初に台本を読んだときに、僕もそうだなと思っていたので、同じベクトルで共有できてよかったなぁと思っています。山戸監督は、このワンカットをいかに美しくするかっていうことに全神経を注いでいて、日が暮れたって関係ないし、時計なんか見ないし、「私はこのワンカットを、今っていう瞬間をいかに美しく撮るか」という連続。毎シーン・毎カット全力なので。「僕たちも素晴らしい演技をして、監督に自信を持って『オッケー』と言ってもらえるようなシーンを作り上げないと」、という気持ちで毎日頑張っていたので。見えない部分でも高め合ってるっていうか。監督に僕たちもやる気をもらって、僕たちがまたさらにそれで上に乗っかっていってという感じで、楽しくやれたので、ありがたかったですね。

    津田:共演者の初を取り巻く板垣瑞生さんや間宮祥太朗さんの印象はいかがでしたか?

    清水:もともと板垣瑞生は友だちで、5年前くらいに共演していて、そのときからすごく仲良くて。歳は、瑞生が僕の1つ下なんですけど。プライベートでもちょくちょく遊ぶんですけど、他の現場でもなにか仕事仲間っていうより、普通に仲の良い友だちだったので、「毎日会えてうれしいね」ぐらいの感じで、いつも通りワイワイ楽しくやってました。

    祥太朗くんはずっと一方的に共演したいと思っていました。僕が見る作品に結構ピンポイントで出演していらっしゃって、気になっているというか、「いつか共演できたらうれしいな」と思っていたら、このタイミングでできて、もう僕は「頑張らないとな」って気持ちの方が先行していたんで、祥太朗くんとのお芝居は毎日毎日同じシーンがあるたびに新鮮で楽しくやらせてもらっていました。

    先輩なので、こっちも下手な芝居はできないし、先輩だから「必死に食らいついてやるぞ」っていうハングリーなものもあったし。毎日、全神経注いでましたね。疲れてました、毎日。よく眠れましたね(笑)。

    津田:役としての梓と凌と亮輝、ご自身がいちばん似ているなと思う人物はどなたですか?

    清水:亮輝みたいに不器用ではないので。たとえば恋愛に関しては、ちゃんと僕は思ったことを言うタイプだし、遠回りな言い方もしないようにしてるし。でも、さっき言ったみたいに、亮輝にちょっと似てる部分があると、周りには言われます。自分では意識していないんですけど、周りから見たら亮輝はたぶん僕に似てる……。恋愛とかっていうのではなく、人として誰に似てるるかっていうと、たぶん亮輝になるのかなって思います。

    津田:ラジオをお聴きのリスナーにメッセージをお願いします。

    清水:この映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』は、これまで青春恋愛映画と呼ばれていたものとはまた違ったテイストになっていて、少しドロドロしたり、ヒリヒリしたり、ハラハラしたりするような部分や、奥のほうにえぐってくるような部分もあるんですけど、「私ってこれでいいんだな」と、女の子が女の子である意味みたいなものや、言葉にできなくても満たされるものが絶対にあると思うので。全国の女の子にとって胸に残るものが必ずあると思うので、ぜひ劇場へ足を運んで作品を目に焼き付けて欲しいです。


    映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』に出演した俳優の清水尋也さん(写真右)が、ラジオ関西『時間です!林編集長』のインタビューに登場。インタビュアーは津田明日香アナウンサー(写真:ラジオ関西)

    映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日から、OSシネマズ神戸ハーバーランドなど全国で公開されます。

    『ホットギミック ガールミーツボーイ』 キャスト・スタッフ
    出演:
    堀未央奈 清水尋也 板垣瑞生 / 間宮祥太朗
    桜田ひより 上村海成 吉川愛 志磨遼平 黒沢あすか 高橋和也
    反町隆史 吉岡里帆

    原作:
    相原実貴「ホットギミック」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)

    監督・脚本:
    山戸結希

    主題歌:
    花譜「夜が降り止む前に」(KAMITSUBAKI RECORD)


    ©相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会

    映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』公式サイト
    http://www.hotgimmick-movie.com/

    映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』公式Twitter
    https://twitter.com/hotgimmick0628

    【公式サイト】時間です!林編集長