明石市の林崎の沖合で、1日、播磨灘では初めて、バショウカジキが水揚げされ、2日、姫路市立水族館に寄贈されました。
全長2・7メートルのバショウカジキが明石市の林崎沖で水揚げされ、姫路市立水族館に寄贈された(写真提供:姫路市立水族館)
今回獲れたバショウカジキは、1日の朝9時ごろ、明石市の林崎沖でシラス漁をしていた船の網にかかったもので、体長およそ2メートル、カジキ特有の長く伸びた上顎を含めた全長は、2・7メートルでした。ほかのカジキの仲間に比べて沿岸帯を泳ぐことが多いため、大型の定置網にかかることがあり、大阪湾や愛媛県の伊予灘といった海域で獲れた記録はありますが、播磨灘では初めてだということです。
水揚げをした漁師は、「40年以上漁業をしているが、カジキを見るのは初めてで驚いた」と話していて、一旦は相生市の水産会社、鈴木商店が競り落としましたが、「珍しいものだから」と、2日になって姫路市立水族館に寄贈しました。
このバショウカジキは、今後、標本化され、姫路市立水族館で資料となる予定です。
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