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  • 2019年8月22日(木) 18時48分 スポーツ

    履正社・岡田監督「奥川くんに、大きくしてもらった」 春の雪辱を晴らし初の全国制覇

     第101回全国高校野球選手権大会は22日、阪神甲子園球場で大会14日目(最終日)の決勝戦が行われ、大阪代表の履正社が石川代表の星稜に5-3で勝利し、夏の甲子園初優勝。令和最初の大会を制した。

     履正社と星稜、春のセンバツ1回戦と同じ顔合わせとなった決勝戦。春は、星稜のエース・奥川恭伸の快投もあり、星稜が履正社を3-0と圧倒した。両校とも夏の甲子園、優勝回数はゼロ。どちらが勝っても初優勝というなか、14時1分に始まった試合は、2時間を超える熱戦となった。観客はほぼ満員の44,000人。

     2回裏、星稜は、履正社先発の清水大成を攻め、7番岡田大響が2死二塁から右中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち、1点を先制する。ただし、直後の3回表、履正社は二死から2番池田凛、3番小深田大地が続けて四球を選び、4番の井上広大が高めに抜けたスライダーをバックスクリーン左へ運び、逆転に成功。3-1とする。

     その後は、両チームともに、得点圏まで走者を進めるものの、相手投手を攻めあぐね、そのまま無得点が続く。だがしかし、試合はこのままでは終わらなかった。

     7回裏、星稜は山瀬慎之助と知田爽汰の2本のタイムリーヒットが飛び出し、3-3の同点に追い付く。それでも、その直後の8回表、履正社は主将の野口海音が決勝のタイムリーヒットを放ち勝ち越しに成功。前の回に先発の清水から代わったばかりの岩崎峻典も続き、再び2点差に広げると、そのまま試合は終了。履正社高校が、初の決勝進出の勢いそのままに、101回目、令和最初の王者の座をつかみ取った。

     大阪勢としては、昨年、第100回記念大会の大阪桐蔭高校に続き2年連続14回目の頂点。きょう22日も11安打を放ち、今大会全試合で二桁安打を達成した履正社は、強力打線を持ち味に、わずかに星稜を上回った。

     敗れた星稜は、履正社を上回る14安打を放ちながら、あと一歩及ばず、石川県勢初の優勝を逃した。先発したエース奥川は、9回127球を投げ切り、三振は6、四死球は2、失点は5だった。

     今大会は、延長戦が7試合、サヨナラでの決着が5試合、1点差の試合が15あった。また、昨年から導入されたタイブレークも1試合あり、これは準優勝した星稜が3回戦で智辯和歌山と対戦し、競り勝ったときのものだ。以下、決勝戦後の監督、選手のコメント。(春名)

    岡田龍生監督(履正社)
    「奥川くんにチームを大きくしてもらった。3月に(センバツ1回戦で)負けてから、何とか奥川くんレベルのピッチャーを打つためにやってきた。選手はよく頑張ってくれた。優勝できてうれしい」

    野口海音選手(履正社、3年、主将)
    「(涙ぐみながら)日本一になるためにやってきたので、なれてうれしい。応援ありがとうございました」

    井上広大選手(履正社、3年)
    「奥川投手は素晴らしいピッチャーだった。お互いが全力を出し切った結果、自分たちが勝てただけ。勝ててうれしい」

    林和成監督(星稜)
    「攻めた結果の負け。悔いはない」


    【公式サイト】時間です!林編集長