毎週火曜にラジオ関西で放送中の『谷五郎の笑って暮らそう』(10:00-13:00)で、谷五郎とともにパーソナリティーを務める田名部真理が、兵庫県内にある12の町をめぐる月1回のコーナー、「田名部真理のひょうご町あるき」。9月17日にピックアップしたのは、猪名川町。兵庫県の南東部に位置し、都市にも近いが農業も盛んな人口およそ3万人の町の魅力に迫った。
(写真:ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』)
9月の猪名川町は、実りの秋を迎えている。「これからは新米がおすすめ。猪名川町では主にコシヒカリとキヌヒカリの2種類が作られている。兵庫県でも涼しい地域で、昼と夜の寒暖差があり、お米の栽培に適した地域。猪名川の源流があり、水がきれいで、甘くておいしいお米がとれる、つやもよくて、みずみずしい」と、猪名川町産の新米の魅力を伝えたのは、JA兵庫六甲の畑広文さん。「猪名川営農支援センターや道の駅いながわで玄米から販売し、その場でお米を精米できる。新米の時期は大にぎわいで、混み合っていますよ」。ちなみに、町内で収穫されたお米のうち、年間30kg×1800本ほどが、地元の幼稚園や小中学校の給食で提供されるという。
(写真:ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』)
また、生産するコシヒカリが近隣の飲食店でも引っ張りだこの、農事組合法人中尾農ランドの中尾壽雄さんは、おいしい米を作るために、除草作業の重要性を語る。「何が肝心かというと、草をはやしすぎないこと。虫とかを防除できるように、除草作業をする。カメムシとかがつきにくいようにね」。農事組合法人をはじめて10年になるそうだが、「役場の方にもいろいろほめていただいたり、『あかんでこんなん!』と叱咤激励してもらったりもしている」。そのなかで、今年の新米については、「出来は昨年よりいいと思います」と胸を張る。
「台風とかは怖いです。そのなかでも、普通の植え方ではなく、疎植栽培という、間隔を広げる植え方を行うと、株が太くなりこけにくくなる。いろいろと勉強して、今はそういう植え方をしていますし、それが来年の作業をするのにもつながる」。苦労を重ねて、猪名川町から、おいしい米を届けている、中尾さん。「私どもは猪名川のきれいな水をつかいながら一生懸命がんばってコシヒカリを作っています。よかったらぜひ買いに来てください!よろしく」と、元気な声も頼もしい。近年は定年後の生きがいづくりなどを目的に農業に精を出している組織「元気ファーマ」や、若手就農者にも助けられながら頑張っているそうだ。
(写真:ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』)
そういった魅力あふれる新米を実際に食したいならば、JA兵庫六甲の猪名川町産コシヒカリを提供している「手打麺処ぎんざん日生中央サピエ店」(能勢電鉄日生中央駅すぐ)のランチがオススメ。田名部真理がいただいたのは、定食「華(はな)」。かめばかむほど味が広がるコシヒカリのお米はつやつやで、ふかふか。自然な甘みも広がる。さらに、うどんの麺には健康維持に役立つ乳酸菌(FK−23)を配合しているそう。猪名川町を訪れた際には、一度は味わっておきたい。
(写真:ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』)
都市の近くにありながら、自然の恵みにあふれた猪名川町。その魅力的な町で、味覚の秋を満喫するときが、今、もうそこにやってきている。
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