W杯の行われているロシアの様子(写真:ラジオ関西)
サッカーW杯ロシア大会の入場チケットを持っているサポーターはロシア国内の寝台特急に無料で乗車できる・・・神戸を出発し、ロシア西部の“飛び地”で行われる競技場へ向かう記者が生放送で報告した。
これは、28日放送のラジオ関西(神戸市)「時間です!林編集長」に大西草太記者が電話で伝えたもので、ロシアの首都・モスクワからベラルーシ、リトアニアをはさんだ飛び地にある「カリーニングラード競技場」に向かう寝台特急車内からのリポート。決勝トーナメントで日本代表・初戦の相手となるイングランド対ベルギーの偵察が取材の目的だ。
それによると、試合の観客はチケットを購入したあとホームページで申請手続きを行い、ストラップ型の「ファンID」を受け取るという。このIDを受け取ると、ビザなしでロシアに入国でき、公共交通機関での移動が無料になる。地下鉄やモノレールなどモスクワ近郊を走る列車が乗り放題となるほか、寝台特急も無料だというのだ。
サッカーW杯ロシア大会の入場チケットを持っているサポーターは「ファンID」を受け取ると、ロシア国内の公共交通機関が無料になる。(写真:ラジオ関西)
広大な土地をもつロシアで各都市をめぐるには、相当な長距離・長時間の移動を覚悟しなければならない。宿泊施設が少ない街もあるということで、ホテル代わりに寝台列車を利用しながら交通費がかからない、合理的で便利な仕組みとなっている。
記者が乗った列車は4人部屋の寝台で、前夜は同部屋のロシア人男性と一緒にスマートフォンで韓国対ドイツの試合を観戦。元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手がJ1のヴィッセル神戸にいることを伝えると、「(スペイン代表の)イニエスタが加入するチームだね!」と会話が弾んだという。
ラジオ関西「時間です!林編集長」| 2018年6月28日(木)放送分
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