鳥取の3セク・若桜鉄道は鉄道遺産の宝庫〈はーさんの行ってきました!〉
〈はーさんの行ってきました!〉
若桜鉄道は鳥取東部の山間を走りぬける19,2kmの3セク路線。
過疎地域を走るローカル鉄道ですが、この沿線には登録有形文化財の鉄道施設が23ケ所もあり
昭和の鉄道遺産をしっかり目のあたりにすることができるんです。
起点の「郡家(こおげ)」はJR因美線との共同使用駅で、
特急スーパーはくとなども停車します。
では あの水戸岡鋭治氏デザインの若桜行ディーゼルカーで出発進行!
二つ目の駅「因幡船岡」のホームには牛市が開かれていた名残で、
巨大な牛用秤が大事に保存されています。
また待合室のコの字型の腰掛や開放的な窓も昭和の風景そのものです。
「隼」はその名にちなんで毎年8月の第一日曜には、
スズキの大型バイクが全国各地から2000台も集結する はやぶさライダーの聖地なんです。
「安部」は理髪店が併設されており、店主が駅業務も委託されています。
この駅は映画「男はつらいよ」でもロケ地として使用され寅さんもやってきました。
「安部」を過ぎると沿線一番のフォトスポット「第2八東川橋梁」を渡ります。
小さな滝越しに鉄橋を渡る列車が撮影できるんですが、
なんせ昼間は1~2時間に1本しか運行されないため走行シーンを撮るのはなかなか大変です。
終点「若桜」には郡家からは約30分、鳥取からの直通は約55分で到着です。
駅舎は昨年 古き良さを生かしつつリニューアルされ、
エキナカカフェの「鳥取産の豚の生姜焼き風ハンバーガー」が大人気です。
お宝いっぱいの駅構内は300円で見学可能。
機関車の方向を変えるための転車台は人力で回転させます。
懐かしい給水塔の横にはC12蒸気機関車。
現在は月1回 SLの運転体験も人気イベントになっています。
江戸時代に宿場町として栄えた若桜町。
駅から1本入ったところには20軒が連なる蔵通りがひろがります。
この秋、木々が色づくのどかな風景の中、昭和の鉄道遺産にふれるローカル列車旅はいかがですか。
2021.11.4放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より
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