この夏に乗りたい南海本線・後編(岸和田~和歌山市)〈はーさんの行ってきました!〉
〈はーさんの行ってきました!〉
前回は難波~岸和田間をご紹介しましたが、今回は岸和田から終点の和歌山市までをご案内します。
乗車する特急サザンは8両編成ですが、
前4両が指定席、後ろ4両がロングシートの自由席という混合編成になっています。
だんじりの街「岸和田」を出ると、次の停車駅は「泉佐野」。
ふるさと納税と五輪ウガンダ選手団受け入れでも話題を集めました。
ここからバスで行ける犬鳴山温泉は、大阪府で唯一の温泉郷でその秘境感がたまりません。
この「泉佐野」で関西空港線が分岐します。
次は大阪府で一番新しい市である阪南市の中心駅「尾崎」に停車。
たむらけんじ・ほっしゃん・塚っちゃんなどお笑い芸人を多く輩出しています。
そして「鳥取の庄」を出て「箱作」との間でやっと海がみえてきました。
南海本線は意外と海が見える区間少ないので、しっかり眺めておいてください。
このあたりから箱作「ぴちぴちビーチ」、淡輪「ときめきビーチ」と海水浴場が続き、
広大な府営・せんなんの里海公園や、国内唯一のビーチバレー競技場もあるんです。
多奈川線と接続すのが「みさき公園」。
遊園地・動物園・水族館・プールが集結していましたが、
昨年3月まで惜しまれながら63年間の歴史にピリオドを打ちました。
「みさき公園」を過ぎると 一気に緑深い山の中に入っていきます。
トンネルをくぐると和歌山県に入り、南海で一番新しい駅「和歌山大学前」に。
2012年に地元の請願駅として誕生。
立派な駅ビルがあり、ふじと台ニュータウンが広がります。
そして加太線と接続する「紀の川」駅を通過すると、紀の川橋梁を渡ります。
橋の形が下りは直線的なのに、上りは丸みを帯びた橋になっているのも見逃せません。
終点「和歌山市」には新しい駅ビルが昨年6月に誕生。
ホテル・図書館・商業施設も同居する新しいターミナルとなりました。
ここで加太線と和歌山港線はお乗り換えです。
特急サザンは なんばからちょうど1時間で「和歌山市」に到着。
ここでは和歌山城や和歌の浦、
そして昭和8年創業のレストラン「フライヤ」の絶品タンシチューもぜひお楽しみください。
2021.7.15放送分 羽川英樹ハッスル!「行ってきました!」より