今回は播磨町。加古郡の南に位置し兵庫県下では最小の面積の自治体。
兵庫県立考古博物館の展望塔から町のすべてが一望できます!
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こちらの考古博物館、「触れる・体感する、考古学のワンダーランド」というコンセプトだけあって、その体感度がスゴイ!
土器を触ることができる…なんて当たり前。その前段階である 発掘時のユンボ体験!から土器発掘調査体験まで。館内すべての体験ポイントを制覇したら丸1日かかるのでは?というくらい充実。
また体験学習室では「いつでもできる古代体験として 勾玉づくりやミニミニ石包丁づくり、古代の火おこしから組紐づくりなどが体験できます。
ベテランボランティア石川美代子さんの指導のもと、私も組紐づくりを体験してきました。
いつでもできる古代体験は
開館日の10:00~11:30/13:00~15:00
お問い合わせ 079-437-5564
現在考古博物館では特別展「装飾大刀と日本刀」が12/2まで開催されています。
こちらもぜひ!
さて 館内の凮月堂カフェであんみつを食べたあとは…
隣接している大中遺跡公園へ。
なんとこちらでは古代の暮らしを360°AR(拡張現実)で再現!遺跡内のスポットでタブレットをかざすと そこには古代人が︎! 竪穴住居の距離感、土器の大きさ…など弥生時代後期から古墳時代初頭の生活が 文字通り体感できます。
Wi-Fiのある環境でQRコードを読み込みアプリをダウンロードしたむ お持ちのスマホでOK。敷地内にある播磨町郷土資料館では無料でタブレットの貸し出しも行なっています。
楽しい…大人もかなり、楽しい。
テンション上がりまくりの私が目にしたのは 長蛇の列。これ、何?
…なんでも11/28まで播磨町郷土資料館で開催されている特別展「今里傳兵衛(いまざとでんべえ)と新井(しんゆ)用水」の記念講演会。江戸初期に干ばつに苦しむ播磨町の農民のために加古川大堰から古宮大池まで延長13.7kmの水路を1年余りで完成させた人物だそう…。
聞けば11月の新井探検ツアーもすでに満席とか!
人気の秘密を 講演会講師 阪南大学国際観光学部教授 来村多加史さんに伺いました。
今里傳兵衛の偉業については郷土資料館のアニメビデオがわかりやすい!
そんなふうにして測量したの!とか そんな現象をヒントに水路を通していったの!と驚くことばかり。
こちらで予習してから改めて播磨町を歩くと…あぁ。業績の跡が其処此処に!
用水路の成り立ちを知るだけで町の風景が知恵の結集に見える。。
11/3(土)には第28回 大中遺跡まつり が開催されます。この日はJR土山駅から巡回バスも出ますので 一度訪れてみては?郷土資料館の展示を見たら おそらく帰りは播磨町を歩きたくなると思いますが…
*リスナープレゼント
兵庫県立考古博物館 特別展招待券
大中遺跡まつりタオル セットで10人の方に!
先人の知恵を今に しかも「楽しく」伝えてくれる。
何を後世に遺すのか、を丁寧に選択された結果が播磨町にはありました。