大阪湾や瀬戸内海など第五管区海上保安本部が管轄する海域で、今年(2019年)の夏に起きた「海の事故」が、統計を取り始めてから最も少なかったことが、このほど発表されたまとめでわかった。
発表によると、今年7月と8月の2か月間に起きた「海の事故」は、昨年の同じ時期に比べて、船と人身事故でいずれも数が減り、事故で死亡したり、行方がわからなくなった人の数も含めて、2001年以降、最少となった。
事故を起こした船は36隻で、昨年に比べて15隻減り、プレジャーボートが半数以上を占めた。
事故の種類で最も多かったのは衝突で、船の事故で亡くなった人はいなかった。
8月6日には、淡路島の東の海域で神戸大学の学生23人が乗った船が転覆する事故が起きている。
また、人身事故に遭ったのは41人で、昨年に比べて5人減り、死亡した人も8人減って5人だった。死亡した人は、漁船から落ちたりしたほか、泳いだり、釣りをしていたときに流されたりしたということで、兵庫県でも1人が死亡している。
担当者は「関係機関などと連携した合同パトロールや、若い人向けの勉強会など、地道に行ってきた活動の効果が出たと思う。今後も、更に意識を高めていきたい」と話した。(ラジオ関西ニュース)
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