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  • 2018年9月10日(月) 17時04分 エンタメ

    映画「寝ても覚めても」 東出昌大インタビュー


    映画『寝ても覚めても』で主役を演じた東出昌大さんと監督の濱口竜介さん(写真:ラジオ関西)

     公開中の映画『寝ても覚めても』で主役を演じた東出昌大さんと監督の濱口竜介さんがラジオ関西(神戸市)の番組「シネマクエストラジオ」のインタビューに答えた。

     芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』は今年のカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に正式出品された。二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語。主演の東出昌大さんは、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)という一人二役に挑んだ。そして、前作『ハッピーアワー』でロカルノ、ナント、シンガポールはじめ数々の国際映画祭で主要賞を受賞し、その名を世界に轟かせた気鋭の濱口監督がメガホンを取った。濱口監督自身にとっては今回が初めての商業映画作品となる。ヒロイン・朝子は新星・唐田えりかが演じた。

     カンヌの会場で外国記者から「この作品はホラーなのか?」と聞かれた濱口監督は「愛というのは一種の狂気。その狂気性が映った結果だとすれば、そういう感じ方もいいかもしれない」と答え、「自分たちの生活と地続きの日常的な話だが、何らかの異界性があるように感じてもらったのは面白い」と話した。

     また主演の東出昌大さんは「この作品は人ごととは思えない。日常の空気と近しいものを感じるからこそ、怖い、疼きのようなものを感じる。『いろいろあったけど一生続く愛を生きていきます』、というような話ではなく、愛には残酷な面もあることを劇場で体験してください」と、リスナーにメッセージを送った。

    【公式サイト】「シネマクエストラジオ」は毎週水曜日24時オンエア。東出昌大さんと濱口竜介監督のインタビュー音声は番組公式ブログで聴取できる。

  • エンタメ

    俳優 春田純一 「70分間 セリフなし、音楽なし」の演劇について語る

    俳優の春田純一と、神戸三宮シアター・エートー支配人、大下順子が、14日、ラジオ関西(神戸市)の「桂春蝶のバタフライエフェクト」(毎週火曜10:00-14:55)の生放送にゲスト出演した。

    2人とも8月17日から神戸三宮シアター・エートーではじまる、舞台「チョコレートケイキ」に出演する。「チョコレートケイキ」の主要な登場人物は、ある死刑囚の男と五人の刑務官。 人が重い罪を背負い、法の下に裁かれ、やがて最後の瞬間を迎えるまでのリアルな過程を 「セリフなし、音楽なし」で70分間、演者の呼吸音だけが劇場を支配するノンバーバル(非言語)演劇だという。設定があるだけで台本と呼べるものはない。
    春田は「演者が、その時、その時のそれぞれの感覚で行動することになるので、どういう舞台になるか誰もわからない」「公演は毎回違う展開になるかもしれない」と語る。また、「私たち俳優は、つい演技をしてしまう、その時の自然な動きをこころがけたい」とも。

    シアター・エートーは、神戸三宮にある小さな劇場だ。大下は「もともと芸大のプレハブ小屋をイメージしてわざわざ小さい劇場をつくってみました」。春田は「ホントにすぐ目の前で芝居している役者がみられるすごくいい劇場」と語る。過去に同劇場で独演会を開いたことがある桂春蝶は「とてもやりやすい劇場、演者の息遣いが全部伝わる劇場ですね」と感想を述べた。
    ぜひシアター・エートーで行われる「チョコレートケイキ」で演者の息遣いを体験してはいかがだろうか。

    <舞台>
    春匠 -HARUTAKUMI-「チョコレートケイキ」春田純一主演・演出
    8月17日(金)~19日(日)全6回公演
    前売4,000円/当日4,500円 全席自由席
    神戸三宮シアター・エートー 078-231-0011

    ラジオ関西「桂春蝶のバタフライエフェクト」| 2018年7月14日(火)放送分

  • 2018年7月4日(水) 10時08分 エンタメ

    W杯ベルギー戦 香川・乾らの肉声を放送

     サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、欧州の強豪で優勝候補のベルギーに2-3と惜敗した日本代表。3日放送のラジオ関西「時間です!林編集長」では、西野朗監督(63)と各選手の試合直後のインタビュー音声を放送し、チームの健闘をたたえた。

     西野監督は悔しさを押し殺しながら言葉をひねり出す。「W杯の怖いところだろうか。(2点リードして)追い詰めたが何が足りないんだろう。オフェンシブに戦えていたので3点目を取れるチャンスがあったし、そのまま走った。そこには本気のベルギーがあった。この壁はまだ厚いのかもしれない」

     169センチの乾貴士選手(30)。大男が居並ぶベルギーの度肝を抜く無回転シュートを決めた。無念の涙声で語る。「自分としてはいいサッカーができたし、悔しいがこのメンバーでここまで戦えたのは誇らしい。勝利を願っていたサポーターには申し訳ない気持ちで一杯。皆、必死で戦った。あとは若い世代がベスト8へ行けるよう応援したい」

     開始直後に最初のシュートを放った香川真司選手(29)。「これがサッカーだ(と受け止めている)。監督が代わって厳しい戦いが予想された中で、チーム一丸となって今日までやってきた。だからこそ勝って次に進みたかったが、この壁は大きいことを実感した。この結果を受け止めるしかない。ベスト8へ進める可能性のあるチームとしてたくさんの声援を受けていた。新しい歴史をこのチームと刻みたかったが、この結果を意味のあるものとして、必ず次につなげられるようにしたい」

     長友佑都選手(31)は「くやしいが、自分たちのすべてを出した。悔いはない。明らかに強い相手に対して2点リードしたが、結果として3点取られた。自分たちの力不足。でもすべて出したから胸を張って帰国したい」と、すがすがしく語った。

     日本代表史上最年長の川島永嗣選手(35)は「チームとしてひとりひとりが助け合って、スピリットを見せられたのが誇り。これが日本人のメンタリティだと思う。新しい監督・選手・スタッフ、全員が同じ方向をみてやってきたのが大きい。(今回の健闘が)新たな経験として日本のサッカーにとって大きな財産になっていくと思う」と振り返った。

    ラジオ関西「時間です!林編集長」| 2018年7月3日(火)放送分

    【公式サイト】時間です!林編集長

  • 2018年7月3日(火) 18時59分 エンタメ

    月亭方正、落語家10周年を語る 「落語をやって救われた」


    落語への想いを語る月亭方正(写真:ラジオ関西)

     今年で落語家として10周年を迎えている月亭方正(50)が、3日、ラジオ関西(神戸市)の「桂春蝶のバタフライエフェクト」(毎週火曜10:00-14:55)の生放送にゲスト出演した。

    「20歳からこの世界(芸能界)でずっとやってきて、不惑(40歳)になったとき、自分に何にもないのがわかった。『ビンタ』と『ごぼう』しかなかった」と、年末恒例の特番「笑ってはいけない」シリーズや人気番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」のネタを出しつつ、「僕の芸というのは、テレビ芸、瞬間芸、団体芸だったから、ひとりになったときに何もない。それにすごく落ち込んだ。僕は、芸が欲しかった」と悩んでいた時期を語った方正。「39歳のとき、初めて落語を、(故)桂枝雀師匠の『高津の富』という話を聞いて、『これを俺の人生のすべてにする!』」と、落語家へ転身した当時の想いを振り返った。

     そのうえで、「落語をやって救われた。それまでは、僕は私生活で退廃的な事をしてストレスを解消したりとかしていた。仕事がどこか苦しかったから、その引き換えにお金をつかって自分を納得させていた。でも、落語をやってから10年、私生活でお金を全然使わなくなった。もう仕事が充実しているから。『ああ、人間ってこういうことなんや』と、やっとわかった」と、落語家として歩んできたこの10年に生きがいを見つけたようだ。

    「一生懸命10年落語をやってきた記録」として5月に著書「落語は素晴らしい-噺家10年、根多が教えてくれた人生の教え-」(ヨシモトブックス)を出版。さらに今後は、「落語会を月2~3回マストでやるような、『落語の家』(を持ちたい)というのを考えている」と話した、方正。19日に大阪の天満天神繁盛亭で立川談慶(52)との「二人会」、24日には、同じく10周年を迎える桂ちきん(33)らとともに、「2008年花の同期会in神戸新開地喜楽館」にも出演するなど、これからも落語家としての活動が目白押しだ。

    ラジオ関西「桂春蝶のバタフライエフェクト」| 2018年7月3日(火)放送分

  • 2018年7月2日(月) 09時36分 エンタメ

    ロシアW杯入場パスで寝台フリー  神戸発、体験取材


    W杯の行われているロシアの様子(写真:ラジオ関西)

     サッカーW杯ロシア大会の入場チケットを持っているサポーターはロシア国内の寝台特急に無料で乗車できる・・・神戸を出発し、ロシア西部の“飛び地”で行われる競技場へ向かう記者が生放送で報告した。

     これは、28日放送のラジオ関西(神戸市)「時間です!林編集長」に大西草太記者が電話で伝えたもので、ロシアの首都・モスクワからベラルーシ、リトアニアをはさんだ飛び地にある「カリーニングラード競技場」に向かう寝台特急車内からのリポート。決勝トーナメントで日本代表・初戦の相手となるイングランド対ベルギーの偵察が取材の目的だ。

     それによると、試合の観客はチケットを購入したあとホームページで申請手続きを行い、ストラップ型の「ファンID」を受け取るという。このIDを受け取ると、ビザなしでロシアに入国でき、公共交通機関での移動が無料になる。地下鉄やモノレールなどモスクワ近郊を走る列車が乗り放題となるほか、寝台特急も無料だというのだ。


    サッカーW杯ロシア大会の入場チケットを持っているサポーターは「ファンID」を受け取ると、ロシア国内の公共交通機関が無料になる。(写真:ラジオ関西)

     広大な土地をもつロシアで各都市をめぐるには、相当な長距離・長時間の移動を覚悟しなければならない。宿泊施設が少ない街もあるということで、ホテル代わりに寝台列車を利用しながら交通費がかからない、合理的で便利な仕組みとなっている。

     記者が乗った列車は4人部屋の寝台で、前夜は同部屋のロシア人男性と一緒にスマートフォンで韓国対ドイツの試合を観戦。元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手がJ1のヴィッセル神戸にいることを伝えると、「(スペイン代表の)イニエスタが加入するチームだね!」と会話が弾んだという。

    ラジオ関西「時間です!林編集長」| 2018年6月28日(木)放送分

    【公式サイト】時間です!林編集長