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遊児のひょうごぶらり歩き!

「遊児のひょうご『町』歩き」番組内容

コメンテーターの西條遊児が、兵庫県内の『町』のさまざまなスポットを巡り、レポートします。

放送は終了しました。ご愛聴いただき、ありがとうございました。

  • 2017年6月18日(日) 18時35分

    「西條遊児のひょうご町歩き㉖」 6月19日(月)放送

    今回は今月14日に多可町を歩いてきました。

    多可町といえば今やラベンダーの町として知られていますが、「ラベンダーパーク多可」が出来たのは10年前で、杉やヒノキの森林を切り開いて公園にし、地元の人が育てた約3万株のラベンダーが植えられています。

    品種はフレンチラベンダー(5月中旬~6月上旬)、イングリッシュラベンダー(6月中旬~6月下旬)、ラバンディーラベンダー(6月末~7月中旬)の3種類で、私の行った時はイングリッシュが咲き始めていました。

    NPO法人北播磨ラベンダー理事長、藤原博喜さんの話によりますと、ラベンダーは暑さと湿気に弱い花で、北海道みたいに梅雨がなく比較的涼しい所は良いのですが、西日本では育てるのが難しいそうです。
    「しかし難しいから値打ちがあるので、地元の人の協力を得ながら、もうちょっと頑張って西日本一のラベンダー公園にしたいと思っています」と言うてはりました。

    一番の見頃はラバンディーが咲いてくる6月下旬からで、今年は7月2日に「ラベンダーパーク多可フェスタ」が開かれ、ラベンダーの摘みとりやクラッシュソーダの早飲み競争など楽しそうなイベントが用意されています。

    新しいところでは、ラベンダー畑の上側に一昨年の暮れから「聖獣の森」ができて、チェンソーアートの世界チャンピオンの作品が展示されていいます。

    森に羽ばたく大きな鳥や鹿、熊など現在9体ですが、毎年増やしていきたいそうで、聖獣ですからどの動物にも羽があるんです。
    一番大きな作品の前で写してもらいましたが、なんか黄金バットみたいですね。

    この公園はラベンダーの開花シーズンは有料ですが、それ以外の時は無料で開放されていますので、周りの雄大な景色とともに聖獣の森の散策なんか楽しまれては如何でしょう。

    ここでのもう一つのお楽しみは、ごはん亭の「たまごかけごはん」で、ご飯のお代わりや玉子のお代わりは何回しても450円ポッキリ!多い日には600個ほどの玉子が出ていくというほどの人気メニューです。
    私の今回の昼食は、先日東京ビックサイトで開かれた食肉産業展の地鶏コンテストで堂々2位に輝いた、播州百日どりを使ったチキンカツを食べてきました。

    「多可あじわい御前」と言って消費税込み1026円ですが、歯触りのいいチキンカツの他に、たまごかけごはんは食べ放題ですし、それに飽きたら長芋の小鉢も付いていますので、とろろご飯にして食べてもOKと満腹間違いなし。

    この公園は、他に加工体験館や香り工房でアロマセラピーなども楽しめるんですよ。
    私はここで体験教室担当の丸山裕子さんに教えてもらいながらルームスプレーを作りました。

    あらかじめ用意された7種類の香り(ラベンダーとかローズウッド、ペパーミントなど)のうちお好みのものをブレンドして作るのですが、半時間ほどで自分の部屋専用の香りができました。

    今回もう一か所寄ったところは東山古墳群と言う兵庫県指定の史跡です。

    妙見山の麓に広がる7世紀ごろの古墳群で、ボランティアガイドの竹内宏企さんによりますと「この辺りには円墳ばかりですが300ほどの古墳があったといわれています。現在16基が整備されていて、その中でも1号墳は県内最大級の石室があり、特に12号墳にあった陶棺は非常に珍しいもので東山古墳が一躍有名になりました」ということです。

    この陶棺は隣接した「那珂ふれあい館」に展示されていますが、思ったより小さく、恐らく子供が葬られていたのではないかと竹内さんが言うてはりました。

    那珂ふれあい館は平成16年に東山古墳群が整備されたときに、そのビジターセンターとして作られ、古墳から出土した遺物を中心に展示していると同時に、多可町の歴史や文化を材料にて毎週土日に、勾玉づくりや埴輪づくり、素焼きのお地蔵さんづくり、杉原紙を使ったランプシェードづくりなどの体験イベントを開き、歴史を身近に感じてもらう工夫をしています。

    私もランプシェード作りに挑戦しましが、なかなか面白いものでした。
    指導員の山口文枝さんに教えてもらいながら杉原紙をちぎって、膨らませた風船に貼っていくんですが、子供の頃の障子の張替えを思い出しましてね。

    紙が乾いたら風船を割って形を整えてやるとこうなります。

    この中に小さいライトを入れやると、幻想的な明かりが心を癒してくれることでしょう。

    今回の取材は体験が多く、ラベンダーパーク多可ではハンドケア体験で、両手の肘から先をアロマセラピーしてもらいました。

    普段は手入れをしてませんので手もビックリポンですわ。

    びっくりしたというと、多可町ならではの珍しいものを見つけました。
    ラベンダーパーク多可にあった香りの出る自販機です。

    ダイドードリンコとラベンダーパーク多可がコラボして製作し、町内に5か所ほど置いているそうで、2秒ほどボタンをおすとラベンダーの香りが噴霧されます。飲み物は有料ですが香りは無料でした。
    多可町へ行かれたら探してみてください。

    来月は佐用町へ行く予定です。お楽しみに!