「ひょうご町歩き㊱」3月28日(水)放送
今回は福崎町を食べて。。いえ、歩いて来ました!
福崎町は兵庫県の南西部、町の中央部を市川が流れています。
近年ではなんといっても「河童」「妖怪」のまち!
辻川山公園(つじかわやまこうえん)には河童の河太郎(がたろう)河次郎(がじろう)その弟子。天狗もいれば 全国妖怪造形コンテスト大賞作品の妖怪銅像たちもいます。
河童や天狗が現れる時間まで もちむぎのやかたで 飲食やお買い物をたのしむ人も多数。
私も「もちむぎソフトクリーム」食べながら待機。
また 今月19日からは町内9ヶ所に妖怪ベンチも設置されました。
福崎町役場のすぐ目の前にあるパン屋さん「マリーポアラーヌ」にはリアルすぎる一反木綿ベンチが店頭に鎮座。顔ハメもできます。
本田欽也店長に話を伺ったところ ドラフト制でたまたまやってきた一反木綿だが、大好評。
関連商品の「がじろうパン」「一反木綿コルネ(クリーム後入れ)」も人気とか。
さらに役場前交差点を西にすぐの喫茶店店「レ・ボ・プロバンス」にもお邪魔したところ
目ヂカラがすごい一ツ目小僧ベンチが。こちらもカメラ片手に記念撮影される方が多数。
ケーキ店 店長 山崎寛史(やまさきひろし)さん渾身の作「がじろうケーキ」は見た目のリアルさと本格的なお味(フランボワーズムース)で売り切れ必至。オーナーの松岡美智子さん、稲田愛子さんも妖怪ケーキへの愛にあふれていました。
観光客だけではなく町全体で 妖怪の出現を楽しんでいるようです。
そんな福崎町では 別の側面から町を盛り上げようとされている方もたくさんいらっしゃいます。
西治(さいじ)の交差点すぐのところにある おしゃれな革工房「whim(ウィム)」の一橋明久(いちはしあきひさ)さんもそのお一人。元々、神戸長田で靴職人をされていましたが震災を機に革製かばんや小物の制作を始められ、2013年にはイタリアミラノで開催された世界最高峰の鞄ショーに参加、入賞を果たすなど 活躍。
そのシンプルかつ飽きのこないデザインで 現在こちらの福崎町を拠点に革製品を「使う喜び、持つ喜び」をより多くの人に知ってもらうべく自社商品の制作販売だけでなく毎週木曜日、予約制で革細工教室も行なっています。
という訳でわたしもチャレンジ。家庭科の授業以来、ミシンを触っていないタナベ。。練習タイムで披露した縫い目に 不穏な空気が漂う現場。が!一橋さんのツボを押さえた指導で この通り!1時間で本格的なキーケースが完成!
出来上がる頃には私もすっかり革細工のトリコに。
日本の革の約7割、馬革に至っては9割のシェアを誇る播磨。福崎町の中央を流れる市川は金属成分を多く含み、革を洗ってなめすのに適しているそうです。折り紙の要領で鶴も折れちゃう しなやかな革に感動!
皆さんもぜひ、革細工に挑戦してみてください。
◾︎whim
兵庫県神崎郡福崎町西治484-2
電話 0790-23-0667
※革細工教室 毎週木曜日 要1週間前予約
13:00-17:00のうち2時間 4000円〜
もうお一人ご紹介したいのが福崎新町の交差点を南にすぐのところでイタリア料理店を営む「ピッツェリア ダ フィオーレ」代表 西岡直人さん。ご実家がお肉屋さん、東京で修業し 2年半前に古民家を改装してオープン。旧家の庭園や部屋の造作を残しながらも近代的な要素を取り入れたお店には見事なピザ窯も!瓦屋根をいったん外して クレーンで窯を吊るし上げて設置したのだそう。店名の「フィオーレ(花)」にはお花好きのお母様への想いもこめられています。
自慢のお料理の数々をいただきました!
福崎町の特産品もちむぎを生地に練りこんだピザはもちもち。季節によって自家栽培のバジルなども。薪窯焼きならではの芳ばしさもたまりません。。
ご実家がお肉屋さんですから 肉料理も柔らかさの中にしっかりとした味わい。
スイーツも絶品!それもそのはず、奥様はパティシエなのだそう。
しかも奥様のお父様は山田錦の栽培農家。こちらではワインやビールはもちろん、義父の山田錦で作られた日本酒もいただけます。
何より 西岡さんのホスピタリティが心地よい!
福崎は 田舎すぎず町すぎず、とにかく住みやすい!大好きな福崎町の皆さんに本格的なイタリアンを食べて欲しいし、福崎町以外の方にも食べに来ることで町の良さを知ってもらいたい、という西岡さん。
今後はナポリピッツァ協会の認定取得と蔵部分を改装して限定のおもてなしメニューを作りたい、など夢も広がります。
◾︎ピッツェリア ダ フィオーレ
兵庫県神崎郡福崎町福崎新178-1
電話 0790–22–0055
再訪決定の福崎町!
今回は 河童カレー尻子玉入り2パックを5人の方に差し上げます。