今回の「いってきました!」は北播磨を走る3セク「北条鉄道」の魅力を紹介!
北条鉄道は、小野市の粟生と加西市の北条町を結ぶ 13,6kmの路線。
始発の南欧風駅舎「粟生」には、 JR加古川線・神戸電鉄粟生線・北条鉄道3つの鉄道が集結しています。
なつかしいディーゼル音を響かせながら1両編成の列車が出発していきます。
駅を出ると、すぐにのどかな田園風景や日本の原風景のような山や川が広がります。
途中駅の「法華口」は今月、真新しいホームに「列車の行き違い設備」が完成しました。
いままでは1時間に1本でしたが、これで朝夕はダイヤを増発できるようになりました。
そしてもちろん大正7年築の古いホームもしっかり保存されています。旧駅舎には「モン・ファブリ」というパン屋があり、近くの「うずらの飛行場」という日本海軍の飛行場跡では滑走路・防空壕・紫電改のレプリカなどを見学できます。
所要23分で到着した終点の「北条町駅」は、人口5万の加西市の中心地。
宿場町としての古い町並みもしっかり残っていますし、近くの兵庫県立フラワーセンターや本格讃岐うどんが食べられる「がいな製麺所」もおすすめです。
いま地方の3セクは経営が厳しいと言われる中で、この北条鉄道は数々のアイデアで乗客数を増やしています。
そのアイデアの主なものは、
①2005年から各駅に就任する「ボランテイア駅長」の活躍。
②枕木に寄付者の名前を記す「枕木応援団」
③「ビール」「おでん」「サンタ」などの季節列車の運行など。
「懐かしいディーゼル音」「のびやかに広がる田園風景」「歴史を感じる無人の駅舎」
など、ぜひ この秋 のんびり乗りに行ってみて下さい。
北条鉄道の魅力をギュギュッと詰め込んだ映像を楽しみたいなら
鉄アナ羽川英樹の出発進行をご覧下さい。
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