3日に行われた来年度(2020年度)の神戸大学大学院入学試験で、昨年とまったく同じ問題を出すミスがありました。
ミスがあったのは、神戸大学大学院の理学研究科で、博士前期課程の生物学専攻の学力試験で出された「生物学」の選択問題のひとつです。
神戸大学は、昨年度の問題をホームページ上で公開しているほか、入試説明会などでも配っていて、多くの受験者が見たり、解いたりした可能性がある昨年度の問題と、まったく同じ出題をしました。
試験が終わったあとに採点者が見つけ、この問題については全員正解としたほか、問題を選択しなかった受験者が不利にならないように得点調整がされた結果、37人、すべての受験者の合否の判定に影響はなかったということです。
大学側は、問題を取りまとめて編集をする担当者が、昨年度のフォーマットに上書きをする方法をとったことで、その問題を差し替えしそびれたと説明し、今後は、編集の際に上書きをやめたり、チェック体制を見直すことで、出題のミスを防ぎたいとしています。
なお、合格発表は、予定通り8日に行われるということです。