「ひょうご町歩き㉟」3月19日(月)放送
西條遊児さんが毎月1町訪れていた「遊児のひょうご町歩き」。
今回からは「谷五郎の笑って暮らそう」でアシスタントを務める田名部真理さんが
各町を取材しご紹介いたします。
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今回訪れたのは猪名川町。
兵庫県の南東部に位置する南北に細長い町です。
大野山(おおやさん)へハイキングに行ったり、マス釣りを楽しみに行ったことがある方も多いのでは?昨日18日に新名神高速道路も開通(川西ICー神戸JCT間)し、さらに好アクセスになりました。
猪名川町初心者の私を 猪名川町産業観光課 山本由貴子さんがオススメスポット3ヶ所にご案内くださいました!
①道の駅いながわ
観光客だけでなく地元の方でも賑わう人気の道の駅。平日でもお昼間には飲食コーナーは長蛇の列!地元新鮮野菜販売コーナーも半分は売れてしまっているという盛況ぶり。
そんな道の駅いながわで人気の施設といえば『いなそば生粉(きこ)打ち体験道場』。どなたでも蕎麦打ち体験が2100円でできるんです。
私と山本さんも早速体験。エプロンなど必要なものはすべて用意されていますので手ぶらでOK。副支配人の林みつ子さんが 猪名川町特産品でもある『蕎麦』の豆知識も交えながら楽しく指導くださいます。
作業としては そば粉を練る→生地をのばす→切る の3行程ですが。。性格が出ます!
林さんのリズミカルな手元を見ているとカンタンそうなのですが、同じように成型できないばかりか、生地が破れてくる始末。。しかも、山本さんがお上手!というプレッシャーも重なり、くじけそうになる田名部。切る作業は途中でラジ関スタッフにチェンジ笑
そんな私に林さんから救いの情報!
「うちの 蕎麦打ち体験は十割蕎麦なのよ!」
多くの蕎麦打ち体験は そばの強度を保つため小麦粉を2-3割混ぜるのですが こちらでは つなぎを一切使わないオールそば粉!切れやすくはなりますが 蕎麦の香ばしい香りが堪能できるんです。
こうした本格的な体験ができるとあって いなそば倶楽部 という組織も発足。段位取得も可能でここからプロのそば職人も生まれているそう。ハマるのも納得。
林さんの楽しいトークと励ましで何とか1時間あまりで体験終了!
打った蕎麦はお土産にして 食堂で人気のメニューをいただきました。
その名も「五つ星そば」
猪名川町では地域の飲食店が協力して地元農産物を使用したスターフードプロジェクトをこの2月まで3年間実施。星空が美しい猪名川町を食べ物でより好きになってもらおうと各店、趣向を凝らしたメニューを春夏秋冬と展開してきました。今後も各店舗でスターフードを楽しむことができます。
こちらのそばもよく見ると星型のそばカリントウが!
道の駅ですからお土産も充実。そばソフトクリームも。
家族で、友だちで たっぷり楽しめます。
◾︎道の駅いながわ
電話 072-767-8600
水曜定休
そば打ち体験は平日 9:30-/14:30- (水曜木曜×) 土日祝 14:30
※1時間半程度 ※要前日までの申し込み
※500円追加でその場でいただくことも可能
②東光寺
続いて訪れたのは 阪急バス「大井(おおい)」停留所下車 北へ徒歩2分。東光寺です。
こちらには「木喰仏(もくじきぶつ)」が14体安置されており、事前申込でどなたでも見学できます。
木喰とは真言宗の僧侶の戒律のひとつで 米などの五穀や肉を断ち、火で焼いり煮たりしたものを口にせず
木の実や山菜、そば粉を常食とする修行のこと。
これらの仏像を遺した人物「木喰明満上人(もくじきみょうまんしょうにん)」について 東光寺 原田知成(はらだちじょう)住職にお話を伺いました。
木喰明満上人は甲斐国(山梨県)で生まれ、全国を行脚した江戸時代後期の僧侶(遊行僧)。
元々農家の出でしたが14歳で江戸に奉公、22歳の時に出家し木喰勧戒(かんかい)。
木喰行道と名乗り(生涯3度 改名)全国を行脚しながら仏像を彫り続け 各地に千体以上の像を遺しました。
猪名川町を訪れたのは木喰上人90歳の最晩年で3ヶ月間の滞在中に33体の彫像をしたと伝えられています。お手伝い役の加勢大工 與清(よせい)を伴っていたとはいえ、すごいスピードですよね。
また原田住職いわく、お酒も大好きな方だったとか。寺院だけでなく町内の旧家には真筆、いわゆる木喰上人の直筆書が遺されていたり 民衆にも愛されていたようです。
そんな木喰明満上人が彫る仏像は。。拝顔するだけで笑顔が伝播する、まさに笑顔のお手本のような愛嬌のあるお顔。。十王坐像群という死者の生前の罪をさばく冥界の王を彫ったものも、どこかユーモラス。
三途の川のほとりで服を剥ぎ取るという葬頭河婆(そうずかのばば)は流れる髪の毛の表現が秀逸。自分自身を彫った自刻像からはそのお人柄が伺えます。
境内の観音堂には樫木に直接彫られた立木子安観音立像も安置されています。
これらは平成11年に兵庫県指定重要有形文化財となっています。
地元の和菓子屋さん「うませ」では木喰仏をかたどったお饅頭も!※道の駅いながわで購入可能
木喰明満上人の足跡から「人はいろんな人に会うことによって磨かれていく」ことや「人生を完全燃焼することの大切さ」を教えてくれる、と原田住職。自然災害が多発する日本に生きる我々に 木喰仏はこだわらず とらわれず 飾らずに生きなさいと 優しく語りかけてくださっているようです。
◾︎東光寺
電話 072-766-0831
拝観料 300円 ※要予約
③春が待ち遠しい!2018いながわ桜まつり
猪名川町の魅力は何といっても都市生活と自然の両方を楽しめるところ。
今年で6回目を迎えるいながわ桜まつりは 能勢電鉄日生中央駅から南西に徒歩10分のところが会場。毎年多くの方で賑わいます。今年は4/7土曜に開催。
いながわ桜まつり実行委員会委員長の安井一弘会長に見どころポイント伺いました。
1 圧巻!600本の桜並木!しかも3列!
道の両サイドから楽しめる桜並木は全国数あれど 河を挟んだ土手側にも桜が。
満開時には絶景写真スポットになります。
2 毎年新企画イベントがお目見え
出店も地域の店舗、団体で構成されるいながわ桜まつり。いなそばも登場します。
手作りならではのまつりで毎年注目されるのが 企画イベント。
実行委員会の皆さまが毎年新たな趣向で臨みます。
今年は猪名リンピックと題して クイズ企画「あててみ猪名」&「猪名川名所八景クイズラリー」を開催。たとえば 猪名川町産のイチゴを当てるクイズなど。
3 ステージイベント大盛り上がり!
猪名川高校吹奏楽部や猪名川源流太鼓の演奏をはじめ、恒例の仮装大会ハルウィンも大人気!
参加無料。テーマは「春」1人でもグループでもエントリー可能です。当日受付でエントリーされた方には参加賞も。
グランプリには特大サイズのイチゴを50個プレゼント!
このように盛りだくさんのいながわ桜まつり。近くには静思館やテイストのちがう彫刻が点在する彫刻の道もあり、一日中楽しめます。
4/1-4/15の日没から21時までは夜桜ライトアップも行われます。
◾︎2018いながわ桜まつり
4/7(土)10:00-16:00 雨天決行 荒天中止
日生中央駅から巡回バスあり
お問い合わせ いながわ桜まつり実行委員会
072-766-3012
自然豊かで町の人々がいろいろなところで結びついている。。
そんな温かみを感じる猪名川町でした!
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