2020年11月19日 第258回オンエア
番組を聴いてみよう!
【先読みシネマ情報】
「ホテルローヤル」 監督 武正晴さんインタビュー
映画『ホテルローヤル』(武正晴監督/主演:波瑠)が11月13日より全国公開となる。
原作は、2013年に第149回直木賞を受賞し、累計発行部数85万部を超える桜木紫乃の自伝的代表作。北海道の釧路湿原を背に建つラブホテルを舞台に、ホテルと共に大人になっていく一人娘雅代の目線を主軸に、ホテルを訪れる人々や従業員、経営者家族それぞれが抱える人生の哀歓をやわらかく描いた珠玉の人間ドラマだ。誰にも言えない本音や孤独を抱えた人々が、“非日常”を求め今日もそこを訪れる。身体も心もさらけ出した交歓がもたらす、少しの安らぎ・・・。欲望を満たすだけではなく、心までを優しく充たす場所で繰り広げられる人間模様は、幸せな瞬間は誰にも必ず訪れるという予感を感じさせる。
原作者の桜木自身を投影したとされる主人公・雅代を演じるのは、ドラマ・映画と多彩な作品でその存在感を示す女優・波瑠。メガホンをとるのは、『百円の恋』や『嘘八百』、昨年のNetflix国内視聴ランキング1位を獲得した「全裸監督」など精力的な活動を続ける武正晴。脚本は、連続テレビ小説「エール」を手がけた清水友佳子。
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【先読みシネマ情報②】
手塚眞監督 手塚治虫先生によく似ていらっしゃいます!
おっても穏やかで、丁寧にインタビューにおこたえいただいた監督。
その雰囲気からは想像がつかないような、ある種の異界を表現した「ばるぼら」。
出演者たちの個性にも大注目ですよ!
手塚治虫が1970年代に「ビッグコミック」に連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様ざまなタブーに挑戦した大人向け漫画「ばるぼら」を、手塚治虫生誕90周年を記念して初映像化。異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣吾郎、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂ふみが演じる。監督は手塚治虫の実子であり『白痴』『ブラックキス』など独特の映画美学により国際的に評価される手塚眞、撮影監督をウォン・カーウァイ監督作品などの映像美で知られるクリストファー・ドイルが務める。(作品資料より)