18/09/09 ゲスト:大久保裕晴さん
今日のゲストは池田泉州銀行 顧問、自然総研 顧問の大久保裕晴さんでした。
【ラジオレクチャー】
今日は重陽の節句。
奇数(陰陽で奇数が陽、偶数が陰)が重なる日を式日(節句)として祝いました。
9月9日は最上の陽の数が重なることから重陽と言われ、菊の節句ともいわれます。
不老長寿の薬でもあることから、菊の花を浮かべたお酒を飲む風習もあります。
菊という漢字は音読みだけで訓読みがありません。これは漢字の方が先に入ってきたということです。
菊の『くさかんむり』を除いた部分は、両手をまるく合わせた状態を表します。
『米』という字は、花弁が真ん中に集まっている状態を表しています。
鞠は『まり』、丸いボールを表す字です。
神戸で有名な掬星台(きくせいだい)は星を掬う(すくう)と書きます。
兵庫県の花は『のじぎく』。競りでは9という数字は『きく』。9月は『きくづき』とも言います。園芸は勿論の事、除虫にも使用され、蚊取り線香の材料にもなります。