今日は、
『木綿リサイクルの衰退と復活』を出版された、
明石在住の作家の前田啓一さんにお越し頂き、
お話伺いました📚👀
実は前田さん、元々は
経済関係の記事を書くフリーライターで、
お客様から原稿料をもらって書いていたそうです😲
それが、7年ほど前に自分の著作を書こうと思い立ち、
それ以来もっぱら自分の著作に集中しているとの事📚
ジャンル、書く内容としては
「ノンフィクション」「場所は日本」
「時代は江戸時代から現代」
「人物よりもモノがテーマ」の4点が特徴です!
ただ、これらに特にこだわっているわけではなく、
他に書きたいものがあれば
書こうと思っていらっしゃるそうです✨✨
そして今回、7月27日に出版されました、
『木綿リサイクルの衰退と復活』が最新作となります!!
こちらの本が、一体どういった本なのか、
詳しく伺っていきます✨✨
『木綿リサイクルの衰退と復活』ってどんな本なのか📚
大阪、八尾市の地域を中心に、
木綿作りの歴史を描いている書籍です!
「日本人が木綿の着物を着るようになったのは江戸時代。
しかし江戸時代は外国貿易が盛んではなかったので、
着物の原料として全国各地で木綿が栽培され、
木綿は米に次ぐ重要な作物だった。
しかし、日本が開国して明治時代になると、
海外から安い木綿が輸入されるようになり、
国内の木綿生産は衰退し、やがて消滅。
八尾が含まれる河内地方の木綿栽培も、
大正時代にほぼ消えてなくなります。
その一方、輸入した木綿で木綿の糸を作る紡績業が
大阪経済の中心になる。
ナイロンなどの合成繊維も盛んに作られるようになり、
木綿産業は相対的に小さな産業になる。
こういった状態が続き、
20~30年前から木綿が見直されるようになり、
木綿を栽培したり、布に織ったり、
その布で袋物やのれんを作ったりする動きが出てきた。
この動きは八尾だけではなく全国各地にあり、
本書では八尾での動きを描いている。」
谷さんも読んで、
「面白い!この本いいわ!」
と大絶賛されていました👀✨✨
この書籍を書かれる際に、現地調査をされた前田さん😌
八尾には5~6回、足を運んだそうです!
最初は「河内木綿まつり」というイベントに参加したり、
八尾の図書館で文献を探したりしたそうです📚
インタビュー取材には、
☆「八尾市立歴史民俗資料館」
☆NPO法人の「河内木綿藍染保存会」
☆NPO法人の「ニッポンバラタナゴ高安研究会」
の3か所で行い、どの団体も実際に木綿を栽培されているのだとか😲
そもそも、何故『木綿』なのかを伺いました!
元々、経済史に興味があった前田さん。
大阪経済の流れをみると、
江戸時代から太平洋戦争の後にかけて、
木綿が重要な役割を演じていて、
何年も前から『木綿』をテーマにして
大阪の経済史を書きたいと思っていたそうです✍
「自分でイメージしてみて、どうも締まりがない本になりそうだった」
そこで、何かいいヒントはないかと思い、
2018年の9月に八尾に足を運んだそうで・・・・・。
これをきっかけに色々調べて
『木綿リサイクル』がキーワードとして浮かんできたのだとか!!
江戸時代の ″木綿リサイクル” は消滅したが、
今になって新しい ″木綿リサイクル” が
芽生えているという『衰退と復活』の筋書が浮かびました😊
また、『木綿リサイクルの衰退と復活』
この書籍の表紙の木綿の写真は、
なんと、前田さんご本人が撮影したものなのだとかΣ😲
写真撮影は結構大変だったそうで、
この本にはおよそ50点の写真が掲載され、
その内の33点も前田さんが撮影した写真を使用しているそうです📷
📚この書籍で、前田さんが「1番面白い!」
という所をお聞きしました📚
タイトルにもなっている「木綿リサイクル」の内容だと言います!
「木綿の葉っぱや茎で堆肥を作るなど、
新しい形での ″木綿リサイクル” が行われているという点が面白い」
詳しくは、勿論、書籍をCheck👈です!!!
『木綿リサイクルの衰退と復活』を通して、
循環型社会について考えてみたり、
地球温暖化を止めるために、
自分がどのようなことができるか考えてみて欲しいといいます。
今の生活パターンはいつまでも続かない。
木綿の扱いも、江戸時代、大正時代、現代といった
時代ごとにまったく違う。
「暮らし方は変わるものだ」「変えることができるんだ」
というふうに柔軟に考えていただければ・・・。
と、前田さんは話して下さいました😌
実は、次回作も考えている前田さん!😲
特別に教えて頂きました✨
書くとすれば、「明かり」や「電気の歴史」をひもといて、
地球温暖化などにも関係させながら、
「世の中もう少し暗くてもいいんじゃない?」
という話にしようかと思ってるそうです!!
『木綿リサイクルの衰退と復活』1,300円(税抜き)
出版文化社から全書店で販売中!
ネット販売はAmazonから!
📚前田啓一さん、他作品📚
『軍人たちの大阪城』 1,200円(税抜き)
大阪城の歴史を描いており、
大阪や日本の政治や社会情勢にも触れる、日本の近代史の入門書。
出版文化社から全書店で販売中。
こちらもネット販売は、Amazonから。
『黒船の思想(上)』1,380円(税抜き)
ペリー艦隊の黒船来航から日露戦争までの日本の近代史となっている。
ブックウェイからAmazonで販売中。
※こちらはネット販売のみで、
書店では取り寄せという形になる可能性がございます。
『私は本を書くときいつも「読者がいろいろ考えるヒントを提供したい」
と思って書いています。私の本をお読みになって、
「このおっさん、こんなこと言うてるけど、ほんまかいな?」といった感じで、
いろいろ考えていただければと思います。
また、私は「日本の江戸時代から現代」をフィールドにしています。
これにも理由があり、私たちは過去と現在を変えることはできませんが、
未来を変えることはできます。
そして、この未来を変えるには過去から学ぶことも大切です。
その際にもっとも役に立つのは、江戸時代から後の歴史だと思うからです。
これからも、いろいろ書こうと思いますので、よろしくお願いします』
前田啓一さん、ありがとうございました✨✨