2021年9月9日 第300回オンエア
番組を聴いてみよう!
【マイシネマヒストリー】
「君がいる、いた、そんな時。」
監督 迫田公介さん 初の長編作品について語ってくれました!
この作品の脚本も手掛けた迫田監督。実は12年ほど前に動き出した企画が、
監督自身が鬱に悩まされ、まるで監督自身の人生とともにあるかのように
出来上がった作品。
フィリピン人と日本人のハーフの少年、小学6年生の岸本正哉は、クラスのいじめっ子たちから何かにつけてちょっかいを受けている。自分がハーフだからしかたないと諦め、抵抗することなくやり過ごしていたが、優しく見守ってくれる新任司書の山崎祥子と過ごす図書室を学校でのよりどころにしていた。正哉と同じクラスの放送委員の香山涼太は、DJカヤマと称して必死で校内放送をしていたが、皆に不評で空回りしており、クラスのなかでも浮いている存在だった。ある日、いつものように図書室に行った正哉は、涼太が祥子と楽しそうに話しているのを見つける。正哉はおもしろくないが、マイペースな涼太は企画している特別放送に二人を巻き込もうとする。正哉は乗り気ではないが、祥子は涼太の企画を手伝うという。祥子にはある秘密があり、その秘密を目にした涼太は、「僕には話してくれた」と正哉に話す。涼太の小さな嘘に、正哉は「僕には話してくれなかった」と傷つく。特別放送の日、とんでもない企画を実行した祥子は謹慎処分となる。そんな祥子を励まそうと、正哉と涼太はある計画を立てる……。
【先読みシネマ情報】
ディズニー映画 塩崎綾さん 「シャン・チー/テン・リングスの伝説」
かつて父が率いる犯罪組織で、子供の頃から苦しい修行の毎日だったシャン・チー。誰にも負けないほど“最強”の存在として鍛えられた彼は、組織の後継者になることを期待されていた。しかし、優しすぎる彼は、自ら戦うことを禁じ、その運命から逃げ出したのだった…。過去の自分を捨て、アメリカ・サンフランシスコで平凡なホテルマンとして暮らしていくはずだったシャン・チー。しかし悪に染まった父が伝説の腕輪<テン・リングス>を操り世界を脅かす時、シャン・チーは遂に封印していた力を解き放してしまう…。
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